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ロシア部分動員令・国境渋滞【9月27日(火)】

プーチン大統領が部分動員令を発令したことを受けて、徴兵の対象となる若者たちが出国する動きが、相次いでいます。


国境で長蛇の車列が発生し、航空券の売り切れも目立ちます。


陸続きのフィンランドとの国境では、自動車が列をなして渋滞が起きています。


ロシア人のフィンランドへの陸路での入国者は、部分動員令発令後に倍増し、9月22日には6,000人に達しました。


ロシアとカザフスタンジョージアとの国境でも同様の渋滞が起きています。


バルト3国やポーランドでは、安全保障上の理由で、9月19日からロシアからの観光目的での入国を禁止していましたが、フィンランド政府も入国急増を受け、23日から禁止しました。


査証(ビザ)不要な、中東や旧ソ連の国々行きの航空券には、購入が殺到しています。


モスクワからトルコのイスタンブールへの便は、9月24日時点で、26日分まで完売し、27日以降の価格は、高騰しています。


部分動員令の対象は、兵役義務がある国民すべてではなく、特別な技術、経験などを持つ予備役(よびえき;現役を終わった軍人が一定期間服する兵役)で、約30万人を動員するとしています。


しかし、米国シンクタンクは、11月10日までに、ロシアは、120万人の動員を目指しているとの情報があると、指摘しています。


プーチン大統領のテレビ演説後、ロシアでは、腕を折る方法やロシアの航空会社「アエロフロート」やカザフスタンなど、旧ソ連諸国の検索数が急増しました。


動員が、兵役義務のある男性全体に広がるとの疑念が渦巻き、何とかして徴兵を回避したいとの切実なる思いが反映されています。


部分動員令への抗議デモで、拘束された男性が、警察署で、招集通知を渡されたとの報道もあります。


ロシアメディアのRBKは、西部クルスク州の軍担当者が、予備役対象者が、地域を離れることは禁じられていると述べたと伝えました。


プーチン政権は、これまで、ウクライナ侵攻を戦争ではなく、職業軍人を中心に戦う、特別軍事作戦だと説明してきました。


ウクライナの反撃と兵隊不足で、部分動員に追い込まれたことは、ウクライナ侵攻が、大部分の国民の生活には影響しないとの暗黙の了解が、破綻したことを意味します。


今後、政権への不満が高まることが、避けられそうもありません。

 


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