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時価総額の逆転【7月8日(水)】

時価総額とは、上場企業の株価に発行済み株数を掛け合わせた金額で、企業価値を評価する際の指標となるものです。


コロナウィルス感染拡大以降、同じ業種間での時価総額の逆転が相次いでいます。


コロナ後のニューノーマルへの対応力の差が明暗を分けていると思われますし、今後もコロナ時代への対応力の差で、同一業種内での株価格差は、さらに拡大すると思われます。


日経平均が安値をつけた3月19日と比較して、多くの業種で逆転が見られます。


ちなみに時価総額の日本企業のトップは【7203】トヨタ自動車で22兆3,800億円です。


【8279】ヤオコーは、既存店売上がコロナ感染が広がり始めた、2月以降、前年同月比で、2桁のびています。

買いだめで、売り上げが増加しただけでなく、労働不足対応のために、従業員の作業を減らすなどの業務改革をすすめてきたことが評価されていて、ヤオコーが【3099】三越伊勢丹ホールディングス時価総額を初めて逆転しました。


三越伊勢丹は外国人旅行客の大幅減少で高額品が低迷し、長期間の臨時休業を余儀なくされました。


インターネット通販サイトの利便性を高め、ネット通販事業の売り上げを250億円から300億円に増やす計画です。


ネット通販が伸びる中、段ボール需要の拡大した【3941】レンゴー時価総額が2桁伸びて、洋紙が低調な【3880】大王製紙を上まりました。


レジャー関連では、ゲーム機やゲームソフトの「あつまれどうぶつの森」が好調な【7974】任天堂時価総額が【4661】オリエンタルランドを逆転しました。


オリエンタルランドは4ヶ月間の休業と再開後の不透明感が付きまといます。


デジタルトランスフォーメーションの原動力である、次世代通信規格「5G」関連ではEUV(極端紫外線)露光装置向けフォトマスクの検査装置を世界で初めて実用化した【6920】レーザーテックは2倍以上になりシリコンウェハ精密加工装置の【6146】ディスコの時価総額を逆転しました。


総合商社では、安定的な生活ビジネスに強みを持つ【8001】伊藤忠商事時価総額が資源への依存度が相対的に高い【8058】三菱商事を初めて上まりました。


不動産業界でも在宅勤務が定着する中、部屋数の多い戸建て住宅の需要が予測され【3288】オープンハウスは2倍以上になりました。


オフィスビルや商業施設中心の【3289】東急不動産ホールディングスを初めて上回りました。

 


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