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老後に備え? 個人株主数が最多【7月16日(木)】

東京証券取引所によれば2019年度の個人株主数は延べ5,672万人で過去最高だったそうです。


ミレニアル世代(2000年代に成人あるいは社会人になる世代)の株主が増加したようです。


老後に備え、中長期で配当や株主優待を目的とした投資も目立ったようです。


ミレニアル世代は所得が伸びない低成長時代の経験しかなく、収入につながる投資に対して潜在的な関心はあると思われます。


東京証券取引所によれば個人株主数は前年比で延べ199万人増えたそうです。


老後2,000万円問題が騒がれた昨年の調査で、資産形成の必要性を感じる人が初めて50%を超えた事と無関係ではないと思われます。


6月第4週の現物株売買主体で個人投資家比率が26%と異常な高さを記録しました。


個人投資家はどんな銘柄に投資したのでしょうか。


コロナ禍で上場来安値をつけた日本航空は2020年3月期に個人株主が9万人増え23万人になりました。増加数は前期の4.4倍にもなります。


株価が6年ぶり安値の【9202】ANAホールディングスも個人株主の増加数が前期の6.2倍の5万7,000人に達しました。


コロナ後の株価の反発を期待するだけではなく、株価が安いうちに株主優待の権利を取る動きもあったと思われます。


預金金利ゼロの中、配当利回り株主優待に関心が高まっています。


【8591】オリックスは個人株主が15万人以上増えました。


今期の配当は未定ですが、前期まで10期連続増配で、利回りは6%近くあります。


【2914】JTもESG投資を重視する機関投資家は投資に慎重ですが、8%近い予想配当利回りがあり、個人株主は11万人増えました。


ミレニアル世代の運用資産には限りがあり、値嵩株は手掛けにくいと思われます。


良品計画は昨年9月に1株を10株に分割し、手掛けやすくなり、2020年2月末には個人株主数が1年前の6,3倍の4万4,362人になりました。


逆に2018年12月に上場した【9434】ソフトバンクは2020年3月末の個人株主数は69万4,362人で1年間で11万8,000人減少しました。

 


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