エコバックと万引き【8月17日(月)】
7月からスーパーやコンビニでレジ袋が有料になり、多くの利用者がエコバックを持参するようになりました。
環境問題の面から見れば喜ばしいことですが、エコバックを使った万引きが急増していて、社会問題となっています。
あるスーパー経営者によれば、会計済みの商品を袋に詰め替える台の上で、大胆に未精算の品物をマイバックに移し替える事例もあり、万引きが1~2割増えたと感じているそうです。
ある古書店では、入店時にはペチャンコだったエコバックが店内で膨らみ、そのまま出ていくケースが何度もあったそうです。
ほかのお客さんの会計に対応していると、声掛けも難しいようです。
対応策として、入店時にエコバックを預けてもらうようにしたそうですが、お客に面倒を掛けることになります。
レジ袋の有料化がプラスチックごみの削減に貢献することは理解できるが、現状には戸惑っているそうです。
万引き犯にとって、口が広く容量の大きなエコバックは、怪しまれない、極めて有効な武器になるようです。
万引きGメンも、以前なら袋を持って怪しいと思われた人が、普通のお客になってしまい、警戒が難しくなってきました。
犯罪をしやすい環境が犯罪を生み出すそうで、有効な対策は非常に難しい問題だそうです。
品物を入れにくいエコバックは使われないでしょうし、防犯ゲートも限界があります。
その中で打開策になるかも知れないものに、カメラで撮影した人物の表情や行動からその人物の心理状態を推測するシステム「DEFENDER-X」があるそうです。
これは、対象の人物の緊張の程度を読み取り、万引きをしそうな人物を見つけ出すというものです。
実際に、2014年のソチオリンピックで使われ、一日当たり2,620人が、このシステムで検知されましたが、そのうちの92%が危険物を持ち込もうとしたり、チケットを持っていなかったりしたそうです。
すべての人を監視することは出来ないが、低コストで犯罪の抑止ができうると、このシステムの販売会社言っています。
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