パンダが上野動物園からいなくなる?【10月5日(月)】
上野動物園では、2017年に生まれたシャンシャンと父親のリーリー、母親のシンシンの3頭のジャイアントパンダが、飼育されています。
3頭の所有権は、中国にあり、シャンシャンは、今年の12月までに、返還されることが決まっています。
2011年に来日した、リーリーとシンシンも、10年間と定められた貸与期間が、来年の2月で終了します。
2頭が、返還されてしまえば、上野動物園からパンダが、いなくなります。
パンダの集客力は、動物園のみならず、地域全体に及ぼす影響は大きいものがあり、東京都は、貸与期間の延長を要請しています。
まだ、中国側と正式な合意には、至ってはいないものの、東京都側は、よい感触を得ていると言っています。
上野動物園は、新しいパンダ舎を作り、9月に公開したばかりですが、これも貸与期間の延長を見越してのことです。
パンダの経済効果は、大きく、東京都内だけでも、267億円あるとの試算もあり、年間1億円の貸与料を支払っても、恩恵は大きいものがあります。
しかし、延長の交渉は、簡単ではありません。
神戸の王子動物園は、今年7月のタンタン(25歳)の延長を求めましたが、高齢を理由に断られました。
タンタンは、コロナ禍の影響で直行便が、運休しているため、まだ王子動物園にいますが、再開後には、帰国する予定です。
和歌山県のアドベンチャーワールドには、6頭飼育されていますが、繁殖研究の協定に基づくため、いつまでも、飼育が続けられるわけではありません。
中国側からすれば、パンダの貸し出しは、相手国に、友好をアピールする効果があり、政府関係の良好さの指標になりますが、昨今の、神経質な日中関係をふまえても、ぜひ貸与期間の延長を合意して欲しいものです。
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