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コロナ禍での地域差【10月14日(水)】

10月1日からGOTOトラベルキャンペーンに東京都が追加され、利用者が急増しているようですが、観光庁によれば、キャンペーンの始まる前の、今年7月の国内の宿泊者数は、前年同月比で、58.3%少なかったそうです。


宿泊客数は、5月に底を打ったようですが、回復は鈍いようです。


都道府県別にみると、全国一様ではありません。


岡山県は、7月に、前年比1%増で、滋賀県も8月には、3%増と急回復しました。


新型コロナウイルスの感染拡大で、落ち込んだ宿泊客需要を回復させたのは、同一県内の宿泊客です。


岡山県では、県内からの宿泊客が、前年の、10倍以上と大幅な伸びを記録しました。


二人以上での利用客が多く、出張などのビジネス客ではなく、家族での県内観光が増えた様子が伺えます。


滋賀県も同様の傾向が、あるようです。


岡山県では、5月ごろからコロナの新規感染が目立たなくはなっていましたが、全国共通のGo Toキャンペーンに先駆けて、岡山県独自の旅行補助を展開しました。


7月3日から、県民限定で宿泊クーポンの販売を始め、8月末までに6,000人以上が利用したそうです。


宿泊者数の回復は、宿泊クーポンの効果があったと思われます。


クレジットカードのJCBによれば、緊急事態宣言が発令された、4月にはカードの決済額が全国平均で、前年比で、18.3%減ったそうですが、コロナ感染者数の比較的少なかった、東北、北陸、中国、四国は一桁のマイナスにとどまりました。


これらの地域も、ものの消費は、全国と変わらず停滞しましたが、サービスの消費が、それほど落ち込まなかったことで、一桁のマイナスで収まったようです。


コロナ感染の動向が、消費を左右することは、避けられませんが、対策いかんで、岡山県の例のように、影響を少なくすることが、可能だと思われます。

 


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