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中華人民共和国  アキレス腱は人口減少【10月27日(火)】

米国と中国が激しく覇権争いをしていますが、長期視点で見れば、中国の最大のアキレス腱は、人口の減少だと思われます。米国と中国が激しく覇権争いをしていますが、長期視点で見れば、中国の最大のアキレス腱は、人口の減少だと思われます。

現在14億人の人口が、2100年には、5億人を割れ込むとの試算もあります。

子供を一人に限る「一人っ子政策」のツケが回ってきたようです。

7月に、中国の習近平国家主席が、「超巨大な国内市場の強みを、十分に生かさなければならない。」と語ったように、強い購買力を、外交の武器にしてきましたが、陰りが見えてきました。

2020年までに、携帯電話の出荷台数は、4年連続、新車は、3年連続で前年を下回りそうです。

衣料や酒類も売れていなく、所得の伸びも鈍っていて、頭打ちも近づいています。
若者の急速な減少が背景にあります。

国勢調査によれば、18~30歳の人口は、2012年には、2億9,000万人でしたが、2020年には、2億3,000万人と6,000万人も減っていて、2024年には、2億人を割れ込む予想です。

問題は、今後の人口の見通しで、国連の基本シナリオでは、中国の人口は、2100年に10億人を維持するとしてますが、米ウィスコンシン大学で、2100年に中国の人口は、3億5,000万人~4億5,000万人に減少するとの試算もあります。

この差は、一人の女性が生涯に何人の子供を産むかを示す、「合計特殊出産率」を巡る論争があるからです。

中国の出生率は、2000年が1.218、2010年が1.181で、既に日本を下回っていますが、実際の出生率は、多くの人が二人目を届け出なかったため、1.6程度と中国政府は主張しています。

しかし、社会の発展水準が、中国の10数年先を行く、台湾や韓国は、出生率が1を割っています。

中国政府は、2019年末に人口が、14憶人を超えたと発表しました。

一方で、過去の国勢調査に水増しがあり、中国の人口は、2017年の12憶8,000万人をピークに、すでに減少しているとの見方や中国政府の公表データには、重大な問題があり、2018年には人口増加は峠を越えたとの見方もあります。

人口が急速に減少すれば、内需の縮小や社会保障の負担が増え、経済成長どころか、社会の安定維持すら難しくなります。

中国は、2019年に、一人当たりの国内総生産(GDP)が1万ドルを超えたばかりで、(日本は4万ドル)「豊かになる前に老いる」が現実味を帯びます。

 

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