2020年の、主要商品100品目の取引価格は、2019年末に比べて、4割が下落し、3割が上昇しました。
下落が、2年連続で、上昇を上回りました。
コロナウイルス感染拡大による、浮き沈みが、色濃く出た、1年でした。
下落は、前年に比べて、2品目減って、40品目、上昇は6品目増加の、32品目でした。
下落率が、大きかったものは、灯油、ドバイ原油、ナフサ、合成ゴムなどの石油・化学関連が、上位を占めました。
鶏卵や古紙も、下落率が上位でした。
コロナ禍で、輸送需要が落ち込み、ドバイ原油は、年初の、1バレル60ドル台後半から、4月には、20ドルを割れ込み、足元は、50ドル前後で推移しています。
前年より、水準を下げたことが、石油製品や化学品などの、幅広い品目の価格下落に、つながりました。
古紙は、コロナウイルス感染拡大で、梱包資材や菓子箱などの需要が急減し、在庫が、積みあがりました。
鋼材は、軒並み下落しました。
国内の建設需要が、停滞するなかで、春先には、自動車などの減産が響き、需要が急減し、在庫が膨らみ、今年前半は、価格の下落が続きました。
後半は、在庫調整が一巡し、中国を中心に需要が回復し、値上げが相次ぎ、一部相場は、底入れしました。
しかし、建設資材を中心に回復のペースは鈍いようです。
一方で、上昇率が高かったものには、液晶表示装置、メタノール、天然ゴム、金銀地金などがあります。
上昇率トップは、テレビ用液晶パネルです。
コロナによる、巣ごもり需要が伸びるなか、テレビ販売が、世界中で好調に推移し、需要に供給が追い付かず、品薄感が、続きました。
コロナ禍対策で、世界各国が、大規模な財政支出と金融緩和を行い、金や銀といった貴金属が、通貨の代替として、投資対象となり、価格が上昇しました。
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