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コロナ禍・スタートアップ投資が活況 【1月22日(金)】

新型コロナウイルス感染拡大の中、米国や、中国でスタートアップ投資が活況です。


2020年の米国のベンチャーキャピタル(VC)投資額は、前年比13%増、1,562億ドル(16兆2,000億円)で過去最高でした。


これまで最高だった、2018年の1,427億ドルを、2年ぶりに上回りました。


コロナ感染が広まった春には、VC投資は、減速すると見られていましたが、コロナが、テクノロジーの重要性を、際立たせる結果となりました。


主要国の低金利が、長引き、株や債券などの伝統的資産以外に、スタートアップ市場などの、新しい投資分野に目が、向けられました。


バイオテクノロジーや、製薬企業へのVC投資額は、58%増加して274億ドルでした。


バイオ医薬のナショナルレジリエンスは、グーグル系のVCなどから、7億2,500万ドル調達しました。


コロナワクチンの開発で、重要企業のモデルナは、2018年に上場しましたが、直近1年で株価が、6.5倍になりました。


コロナ禍のなか、次のモデルナを探す動きが、広がります。


企業向け(BtoB)テクノロジーへの投資は、13%増加の737億ドルで、3年連続で最高を更新しました。


2019年に上場した、ズーム・ビデオ・コミュニケーションズの躍進が、投資の呼び水となりました。


スマホアプリや、ウェラブル端末などの、消費者向け(BtoC)投資は、438億ドルと2018年比、24%減少しました。


中国でも、スタートアップ投資は、回復しています。


2020年の中国の新興企業の資金調達額は、2019年比、40%増の1兆2,109億元(19兆3,000億円)と2年ぶりの増加でした。


他国の統計と単純比較はできませんが、スタートアップ投資は、増加傾向にあります。


米中摩擦で、米国からの投資が、停滞するとの懸念がありましたが、欧米や、中東からの投資は、増えていて、消費者向けサービスでは、米国VCも積極的です。


日本は、2020年1~9月の国内のVC投資は、前年比33%減の1,075億円でした。


米中との差は大きい。

 


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