家計の消費支出・落ち込み最大 【2月12日(金)】
2020年の家計調査のよると、二人以上の世帯消費支出は、月平均27万7,926円となり、実質で、前年比、5.3%減少しました。
減少は、2年ぶりで、落ち込み幅は、2001年以降で最大でした。
二人以上の勤労者世帯の実収入は、月平均、60万9,535円で、前年比、4.0%増、2年連続プラスで、上げ幅は、2001年以降最大でした。
世帯主収入(1.5%減)の減少を、一律10万円の、特別定額給付金の支給が補いました。
収入から支出に回さなかった、貯蓄額は、月平均、17.5万円で、2000年以降で最大でした。
収入は増えたのに、コロナで、必要なところ以外には、あまりお金が使えない状況でした。
支出を品目別にみると、外出の機会が減り、交通費(49.8%減)、宿泊料(43.7%減)、外食(28.2%減)、男子用シャツ、セーター(21.4%減)、交際費(16.5%減)などが、大きく落ち込みました。
コロナの影響で、支出が増えた品目もありました。
マスクなどの保健医療用品・器具(19.1%増)、麺類(15.1%増)、テレビ、パソコンなど(14.5%増)、酒類(12.8%増)などは、支出が増えました。
自宅で過ごす時間が増え、電気代や、水道料の支払いも、1.9%増えました。
昨年12月の消費支出は、二人以上の世帯で、31万5,007円となり、実質で、前年同月比、0.6%減りました。
消費支出の減少は、3ヶ月ぶりです。
コロナ感染の再拡大で、外食や、旅行費の支出が、再び、大きく落ち込みました。
雇用、所得環境が、これから更に厳しくなる業種もあり、家計防衛意識の高まりもあり、消費は、回復しても、緩やかになりそうです。
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