中国・住居、自動車購入が甲斐性【4月28日(水)】
中国の婚姻減少に、歯止めがかかりません。
2020年に結婚を届け出た夫婦は、前年比、12%減の813万組で、7年連続で減少しました。
新居の値上がりで、経済負担が増している上に、新型コロナが追い打ちをかけました。
結婚年齢も上がり、少子化に、拍車がかかりそうです。
中国では、男性が結婚前に、マンションや、自動車を購入し、女性を迎えるのが、甲斐性だと言われています。
男性の経済負担が重く、特に高コストとなる、住居費用は、右肩上がりが続いています。
住宅の販売価格は、2016~2020年に年平均9%上昇しました。
新型コロナ感染拡大後は、金融緩和で、不動産市場に資金が流れ込み、価格を押し上げました。
新居、マイカー、結納の3大コストは、農村部で最大100万元(約1,600万円)かかり、少なくとも50~60万元(約800万円~960万円)かかると言われています。
都市部では、コストがより膨らむものと思われます。
中国の1人当たりの可処分所得は、2020年で、3万2,189元(約51万円)なので、多額の出費が伴う、結婚は、なかなかできません。
婚姻届けの件数は、ピークの2013年から、4割減少しました。
2020年は、新型コロナが追い打ちをかけ、減少率は、1982年の20%減以来の大きさとなりました。
結婚した人数を人口で割った、結婚率は、2020年には1.16%で、過去最低でした。
中国では、女性100人に対する男性の割合が104.46人で、若い世代ほど男性が余り気味です。
1980年ごろに始まった、一人っ子政策のツケです。
出産適齢期の女性の人口も、2015年~2025年までの10年間で、4割減少する見込みです。
中国政府は、現在は2人目の出産を認めていますが、晩婚化も進み、出生数は、2016年をピークに減少が続いています。
婚姻数の減少、晩婚化、離婚率の高止まりが、中国の少子化に拍車をかけそうです。
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