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大卒新規採用・5月で内定率60%  【6月8日(火)】

来年春に卒業予定の大学生、大学院生の採用選考が、6月1日に解禁されました。


コロナ禍にあっても、企業の採用意欲は、航空、観光などの一部を除き、旺盛です。


6月に面接が解禁となる、採用ルールは、国が定めていますが、企業の人材獲得競争は激しく、内定率は、5月時点で、6割近くに達しています。


面接は、オンラインと対面を併用する企業が多く、【8031】三井物産は、原則オンラインですが、最終面接のみを対面で行います。


三井住友海上火災保険も同様です。


【6971】京セラは、昨年は、すべてオンラインでしたが、今年は希望に応じて対面も行います。


ミスマッチを防ぐために、企業も学生も最後は、対面を希望する声は多く、採用支援会社によると、最終面接は、対面のみ、あるいは対面かオンラインの選択が、各4割強あろそうです。


オンラインのみの企業は、1割弱だそうです。


コロナ禍でも、人手不足の企業は多く、2022年卒業予定の、大卒求人倍率は1.5倍でした。


コロナ以前の、2020年の1.83倍には及びませんが、高水準を維持しています。


業種別でみると、流通業が8.12倍、建設業が、6.4倍と顕著です。


巣ごもり需要をとらえたスーパーは、新卒採用を増やしています。


スーパー大手の【8194】ライフコーポレーションは、前年比、25%増加の275人を採用する予定です。


一方、航空や、観光は厳しい状況が続きます。


JALグループとANAグループは、パイロットなど一部の職種を除き採用を中止しました。


旅行大手のJTBグループと【9603】エイチ・アイ・エスも新卒採用を見送っています。


企業が新卒採用を続ける背景には、就職氷河期や、リーマンショック後に、採用を絞ったために、年齢構成がいびつになったことがあります。


5月の調査では、5月1日時点の内定率が前年比、8.2ポイント上がり、58.4%と、コロナ前の、2020年卒を上回るなど、就活のスケジュールは、一段と速まっています。

 


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