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新社長・最も多いのは50代【7月15日(木)】

2021年上期(1月~6月)の社長交代は、前年同期より、25社多い、624社でした。


対象は、上場企業、非上場大手企業で、銀行頭取の交代も含まれます。


平均年齢は、56.50歳で前年から、0.58歳若返りました。


60代の比率は、34%で、調査を遡れる2003年以来で最低でした。


新型コロナ禍からの反転攻勢を、若い経営者に託す様子がうかがえます。


新社長を年代別にみると、最も多いのが、50代で、前回より2.35ポイント高い、49.60%でした。


40代は、2.14ポイント高い、12.32ポイントでした。


一方で、60代は、3.49ポイント低い、34.24%でした。


コロナ禍では、企業のデジタル対応力が求められていて、経営者には、テクノロジーの知見や理解力必須になっています。


大企業であっても、感性の若い、40代に経営のバトンを渡す事例が目立ちました。


【6098】リクルートホールディングスは、46歳の出木場久征氏が新社長に就任しました。


米国インディードの買収を先導し、海外事業を拡大させた実績が、評価されました。


【7606】ユナイテッドアローズの松崎善則氏(47)は、71億円の赤字を出した、2021年3月期からの立て直しに向け、ネットと店舗の融合が課題となります。


明治屋の磯野太市郎氏(44)、【4917】マンダムの西村健氏(39)、マツモトキヨシの松本貴志氏(46)は、いずれも創業家出身ですが、20歳以上の大幅な若返りとなりました。


【4188】三菱ケミカルホールディングスは、ベルギー出身のジョンマーク・ギルソン氏(57)を外部からトップに招きました。


女性の新社長は10人で、【6482】ユーシン精機の小谷高代氏(43)やミツカンホールディングスの中埜裕子氏(45)など3年連続で2桁になりました。


ただ、新社長に占める割合は、わずかで、2%にもなりません。


世界経済フォーラムジェンダーギャップ指数でも、管理職に就く女性の少なさが、日本の順位を下げています。


女性の経済参加は、なお課題です。

 


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