自動車や家電・サブスクサービスが拡大【7月16日(金)】
毎月定額の支払いで、製品やサービスが利用できる、サブスクリプション(サブスク)サービスが広がっています。
当初は、音楽や映像といった、コンテンツの配信が中心でした。
新型コロナの感染拡大以降は、自動車や家電などの利用が増えています。
【7203】トヨタ自動車のサブスクサービスが伸びています。
公共交通機関を避ける動きが、追い風となり、2020年の申し込みは、1万件を超え、急増しました。
多目的スポーツ車(SUV)ハリアーやヤリスクロスも対象車です。
契約者の約4割を、20~30代が占めるといいます。
新車のサブスクは、今年の5月に【7267】ホンダが参入し、【7201】日産自動車も手がけています。
自動車のサブスクは、3~5年といった期間で契約し、好きな車を自宅に置き、自家用車と同様に使用できます。
料金は、車種や期間にもよりますが、月3~5万円が平均的です。
車両代のほかに、税金や車検など、車を保有するのに必要な、周辺費用も含まれるのが一般的です。
家族構成の変化に合わせて、車種を変更することも可能です。
サブスクリプションは、もともとは雑誌などの定期購読を指す英語でしたが、近年は、ITの進展で、様々な分野に浸透しています。
動画や衣料品など、国内のサブスク市場規模は、2020年に、約8,700億円と前年比で3割伸びました。
今後も、市場は拡大し、2023年には、1兆2,000億円になると予想されています。
消費者にとっての魅力の一つが、初期費用が抑えられる点です。
【6752】パナソニックは、7月に最高級炊飯器を、月3,980円で利用できるサービスを始めました。
提供する炊飯器は、10万円以上するもので、手を出しづらいと感じる人が多いので、月に3,980円で、おいしいご飯が食べられるという提案をすることになります。
契約期間は、2年以上で、その後は、炊飯器を買い取れます。
高級化粧品や服装品も、サブスクなら敷居が下がります。
【4755】楽天グループのRAXYは、月2,480円で、化粧品やヘアケア用品などを定期配送します。
忙しい女性に、様々な化粧品を試す機会を提供します。
広島のラクサス・テクノロジーズは、月7,480円で、ルイビトン、エルメス、シャネルなどの高級ブランドバックを一つ借りられます。
女子会などの、ハレの日需要に応えます。
普段の買い物で、お金を使うのは、購入時だけですが、サブスクの場合は、定額の支払いが長く続くので、加入したあとの管理が大切です。
契約した後で、放置するのは禁物で、自分が何を使っているかを常に把握しておくことが重要です。
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