東京五輪・女子選手比率が史上最高【7月26日(月)】
東京五輪に出場する、英国選手団は、同国にとって初めて女子の選手数が、男子を上回る構成になります。
国際オリンピック委員会(IOC)が、近年力を入れてきた改革の一つが、女性参加の促進です。
今大会は、参加選手数に占める女子の割合が、史上最高の48.8%となる見込みです。
1964年の東京大会では、女子の占める割合は、13%にすぎませんでした。
初めて女子マラソンが実施されたのは、1984年のロサンゼルス五輪でした。
2012年のロンドン大会で、女子ボクシングが採用され、全ての競技で女子の参加が実現しました。
五輪の成長は、女性進出と軌を一にしてきたといってよいと思われます。
東京大会は多様性と調和をスローガンに掲げています。
人種や肌の色、障害の有無といった違いを個性として受け入れ、互いに認め合うといった価値観を、世界に発信できれば、強いメッセージとなります。
男女平等の一歩先の、ダイバーシティを問いかける存在もあります。
性別適合手術を受けた、ローレル・ハバード選手が、女子重量挙げのニュージーランド代表に選出されました。
IOCは、2015年にトランスジェンダー選手のルールを策定しました。
男性ホルモンのテストステロン値が、12ヶ月間一定以下なら女子競技への参加を認めます。
以前は、男子選手として競技していたローレル・ハバード選手はこの基準を満たしました。
一部で、競技の公平性を損なうと、反発があるのは事実ですが、ニュージーランド五輪委員会は、非常にデリケートな問題であり、競技現場における、人権と公平性のバランスが必要なことは、認識していると理解を求めています。
義足の陸上ジャンパー、ドイツのマルクス・レーム選手は、IOCに対して、特別枠で東京五輪の参加を求めました。
義足が競技上有利になるとの理由で、今回もIOCから要望を退けられましたが、我々は陸上という、一つのスポーツしているので、自分の願いは、我々と健常者が、もっと近づくことだと諦めていません。
オリンピックは、女性の活力を包含することで魅力を増し、人々の意識を変えてきましたが、今大会は多様性実現に向けた試金石となります。
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