【公式】スナップアップ投資顧問ブログ

日本株式の専門家スナップアップ投資顧問の公式ブログ

アフリカ・コロナ感染再加速 【7月29日(木)】

アフリカが、新型コロナウイルスの感染第3波に、見舞われています。


ワクチンの接種率が、1%台にすぎないところに、感染力が強いインド型が広まりました。


アフリカ全体の死者数は、累計で約16万人と、1ヶ月で、2万人増加しました。


累積の感染者数は、7月の中旬までの1ヶ月で、500万人から600万人に増えました。


400万人から500万人に増えるのに、3ヶ月かかっているのに比べ、加速度が増してます。


世界保健機関(WTO)は、アルジェリアセネガルルワンダなどで急増していると見ています。


1日当たりの新規感染者は、4万人前後で、人口あたりでは、日本と大差がありません。


ただ、アフリカは、PCR検査の数が少なく、隠れた感染者が、大量にいると見られます。


医療体制は、脆弱で、感染者が少し増えただけで、病院がパンクする問題もあります。


都市封鎖の緩和や、公衆衛生対策の不徹底などがありますが、最大の要因は、ワクチン普及の遅れにあります。


アフリカは、経済力の乏しい国が大半で、ワクチン購入に限界があります。


アフリカで、ワクチン接種を完了した人は、人口の1.5%にとどまります。


域内最大の工業国、南アフリカでも、1度接種した人が8%、完了した人は3%台です。


感染対策の行動制限は、経済を下押しし、社会不安を、高めています。


欧米による、ワクチンの域内製造の支援も始まりました。


国際金融公社と仏独米の支援機関は、6月に南アの製薬大手、アスペン・ファーマケアに6億ユーロ(約780億円)を支援し、ワクチンの受託製造を支援すると表明しました。


欧州連合(EU)は、西アフリカのセネガルに、ワクチン製造工場を建設することで合意しました。


中国とロシアも、影響力拡大に攻勢をかけます。


エジプトは、中国科興控股生物技術(シノパック・バイオテック)が開発したワクチンの製造を始めました。


ロッコは、中国医薬集団(シノファーム)と組んで、生産をする計画です。


アルジェリアは、ロシア製スプートニクVを9月から製造する予定です。

 


※無料で銘柄相談も承っております。
※有力な情報配信も行っておりますので下記URLよりご確認ください。

https://snap-up.jp/