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中国共産党員が急増 【7月30日(金)】

中国共産党が、新規入党者を増やしています。


今年1月から6月5日までに、新しく中国共産党に入党した党員は、231万人と2020年通年の243万人に迫ります。


6月5日時点の共産党員は、9,515万人で、人口の約7%です。


中国では、共産党が、政治から経済まで、すべてを指導する体制で、党員は、エリートとみなされています。


習近平総書記は、就任から間もない、2013年1月に開いた政治局会議で、入党基準に厳しさが欠けており、入党する党員の質を高める必要があると、入党基準の厳格化に言及しています。


胡錦涛総書記時代の2012年の新規入党者は、323万人でしたが、習近平政権の2013年~2020年は、新規入党員を、190万人~240万人に絞りました。


ところが、2021年は、5ヶ月余りで、例年1年分の入党を認めています。


例年の倍以上のペースで、入党を認めたことになります。


特に、ハイテク分野に通じた、理系学生の入党が目立ち、米国との対立の長期化に備え、若くて、専門知識のある党員を、増やそうとしています。


入党希望者も、2,006万人と、比較できる2019年末より、100万人以上増えました。


7月の中国共産党創立100周年に向け、党指導で、テレビドラマや、映画を製作したことが、若者らの関心を引いた可能性はあります。


党員は、公務員や国営企業への就職や出世に、有利なことも追い風になっています。


習近平指導部は、米国との長期対立を視野に入れ、半導体や電気自動車、宇宙開発などハイテク技術の必要な分野で、党の管理を強めようとしています。


そのために、理系の優秀な学生を積極的に、入党させていると思われます。

 


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