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パラリンピック・日本製が活躍 【9月2日(木)】

東京パラリンピックで、日本企業が作った競技用義足や車いすが選手の活躍を支えています。


海外勢が強い分野でしたが、日本企業もものづくりで培った技術力をいかします。


競技用だけでなく、障害者の日常生活を支える新製品・サービスに応用できれば商機の拡大につながります。


走り幅跳びなどに出場する高桑選手が着用する義足ブレード(板ばね)は、中央部分に穴が開いた珍しい形状で、福祉機器の開発、販売を手掛ける今仙技術研究所(岐阜県各務原市)と【8022】ミズノが開発しました。


軽さを追求し、当初の開発品に比べ、空気抵抗を3割、重さを15%減らした製品を作りました。


現在の義足は、板ばね式が主流で、独オットーボックなど、欧州2社が同分野では大手です。


日本企業も、ものづくりで蓄積してきたノウハウを開発に生かします。


【5108】ブリヂストンは、義足の靴底に相当するゴム底のソールを開発しました。


トライアスロンの秦選手向けに、2017年から開発し、自動車のタイヤと同様に底面の溝の模様やゴムの配合を工夫し、耐久性に優れ、滑りにくくしました。


工業デザインのRDS(埼玉県寄居町)は、車いす陸上の伊藤選手に車いすを提供します。


姿勢や重心などフォームを細かく解析し、座面などを最適に調整して完成させました。


パラリンピックの競技種目が増え、用具はゴーグルやヘルメットなどに広がりましたが、競技人口はまだ少なく、収益化は難しいのですが、一方で、技術を一般の人々を対象に応用する動きが広がっています。


RDSは、姿勢を解析した装置を使って、一般の車いすの使用者ごとに、合った姿勢を見つけることに役立てる考えです。


Xiborg(東京都江東区)は、東京大会向けの板ばねをベースに、利用者が手軽に装着できる、低価格の製品を一般向けに2022年に発売する予定です。


今仙技術研究所とミズノも、義足で走る初心者向けの製品を発売する予定です。


アスリート支援を端緒として、一般の人向けに事業展開ができれば、収益化も見えてきます。

 


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