大豆由来の植物肉・ミラクルミート 【9月8日(水)】
大豆由来の植物肉の原料を開発する、スタートアップのDAIZは8月に【4188】三菱ケミカルホールディングスからの出資を受け、同社の油脂技術を活用し、商品開発を進めます。
DAIZは、大豆から作った植物肉「ミラクルミート」を原料として食品メーカーや、外食チェーンに販売します。
味や食感、栄養価を肉に近づけることができる、独自の技術を持っています。
三菱ケミカルホールディングスは、DAIZの第三者割当増資を引き受けました。
同社が、国内のスタートアップに出資するのは初めてです。
DAIZが出資を受けるのは23社目で、総額30億円以上を調達しました。
国内の植物肉の市場規模は、2020年で、346億円、2025年には、1.3倍の463億円、2030年には、2.3倍の780億円まで拡大すると見られます。
植物肉は、食感の物足りなさや独特の風味が課題とされます。
8月には、香料大手の長谷川香料からも出資を受け、香りの面で、食味の改善を目指す方針です。
昨年11月には【2802】味の素と1億円の出資契約を結び、同社の調味料を使い商品の改良を進めています。
2020年12月に【8002】丸紅から出資を受け、国内での販路拡大の支援を受けるほか、丸紅の協力で米国での植物肉販売に向け現地子会社を設立しました。
国内の植物肉市場では、【2607】不二製油グループ本社が5割のシェアを握ると見られています。
DAIZは、積極的な提携戦略でフレッシュネスバーガーに採用されたほか、【8267】イオンや【8194】ライフコーポレーションなども今春から総菜の原料に使用しています。
世界の植物肉などの代替肉市場規模は2030年に886億ドル(約9兆7,460億円)と2020年比で8倍に膨らむ見通しです。
米国では、代替肉企業ビヨンド・ミートがケンタッキー・フライド・チキンに植物肉を使った「ビヨンドフライドチキン」を供給するなど、植物肉を使った商品を大手外食が採用を始めています。
2019年にナスダックに上場した、ビヨンド・ミートの時価総額は8,000億円を超えています。
DAIZの企業価値は、約86億円と見られますが、すでに上場の準備を進めていて2023年には上場を目指すとしています。
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