コロナ再流行か? ・ドイツなど欧州で急増 【11月12日(金)】
新型コロナウイルスの感染が、再拡大するかに焦点が当たり始めています。
過去2週間、ドイツやロシアなど、80ヶ国で感染が増加し始めています。
世界の新規感染者は、デルタ型の流行一巡を受けて、9月以降は減少傾向にありましたが、10月中旬の40万人を底に、再び増加に転じています。
欧州では、特にドイツの感染拡大が目立ちます。
11月5日には、新規感染者が、1週間前より5割多い、3万7,000人と過去最多を更新しました。
死者数は100人を超えていますが、1年前のピーク時には1万人を超えおり、ワクチンの接種率が67%で、重症化は抑えられていると見られます。
ワクチンの接種率が、3割にとどまるロシアでは、死者数の増加が顕著です。
11月に入り、1日当たりの死者数は、連日1,200人を超えていて過去最悪の状況が続いています。
ロシアの累計死者数は、24万人を超え、欧州でも突出しています。
背景には、国民のロシア製ワクチンに対する不信感があります。
ロシアでは、国産ワクチン「スプートニクV」をいち早く承認しましたが、ファイザー製など外国製ワクチンを接種することはできません。
ポーランドなど、中東欧でも感染が拡大しています。
シンガポールや韓国など、アジアの一部でも感染が拡大しています。
シンガポールでは、1日の新規感染者が3,000人前後と高水準で推移しています。
ワクチン接種率は、85%と高いものの、接種後に感染するブレークスルー感染が止まらないため、政府は追加接種を急いでいます。
一方、日本やインド、ブラジルなど、感染者が急減している国もあります。
日本の新規感染者は、8月のピーク時の2万6,000人の100分の一の低水準が続いています。
日本のワクチン接種率は、開始は遅れたものの、人口の7割に達し、先進国ではカナダと並びトップクラスです。
世界では若者の感染も広がっていますが、日本の12~19歳の1回接種率は、70%超に達し、米国12~17歳や英国16~18歳の6割弱、英国12~16歳は2割強にとどまっています。
インドでは、ピーク時の、1日40万人を超える新規感染者が、足元では、1万人程度まで下がっています。
インドでは、これまでの感染拡大やワクチン接種を通じ、社会全体で感染が広がりにくくなる集団免疫を獲得したとの見方が出ています。
日本では、第5波のウイルスは、ゲノムの変異をうまく修正できなくなり、自滅した可能性があるかも知れません。
世界ではワクチンだけでなく飲み薬の実用化も進んでいて、新型コロナがインフルエンザなど他の感染症と同じく対処できるようになることが期待されます。
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