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首都圏で無人ギョーザ販売店が増加 【11月24日(水)】

無人店舗が、数年前から、深刻な人手不足を背景に、少しづつ広がってきました。


首都圏で、無人のギョーザ販売店が増えています。


コロナの感染拡大で「非接触」需要も追い風になっているようです。


飲食店への営業自粛要請を受け、中華料理店や業務用ギョーザの販売業者が、収益の代替策として展開している側面もあります。


感染状況が改善し、アルバイトなどの人手不足の深刻化も見込まれるなか、無人店の出店が加速しそうです。


ギョーザ無人販売店ブームの火付け役は、YES(国分寺市)が手がける、群馬県みなかみ町の中華料理店発祥の「餃子の雪松」です。


冷凍庫から商品を取り出し、代金を賽銭箱風の箱に入れ、購入します。


野菜直売所の販売方式を参考にしたそうです。


防犯対策として、外から店内が見るようガラス張りにして、カメラによる遠隔監視なども行っています。


今までのところ、大きなトラブルは起きていないそうです。


当初は、有人店舗として展開していましたが、2019年7月からコストを抑制できる、無人の持ち帰り店のみにしました。


不採算店や閉店もなく、2021年10月末、267店舗まで拡大しています。


「ラーメン&らーめん一代元」を展開する一和フーズ(さいたま市)もコロナで低迷したラーメンの売り上げを補うため、無人ギョーザ直売所の運営を始めました。


工場直送の冷凍ギョーザやシューマイなどを販売します。


運営コストが低いため、2022年中に現在の6店舗を30店舗まで広げる予定で、フランチャイズチェーンでの展開も進めています。


業務用ギョーザ販売を手がける商和(千葉市)は、中華料理店への納入が、コロナで低迷したため、自動販売機の設置を始めました。


千葉や埼玉に、5台設置しましたが、売り上げが好調なため、2021年中に40台に増やし、数年以内に100台体制を目指すといいます。


大手企業との取引が決まるなど、急速に事業が拡大していて、最初は収益の下支え程度に考えていましたが、今後は本格的な事業化を目指します。


3店舗をかまえる中華料理店「中華大新」(藤沢市)も、2月に工場内に冷凍ギョーザと冷凍春巻きの自動販売機を設置しました。


中華料理店で出すギョーザの急速冷凍したものを、化粧箱に入れ、30個1,000円で販売しています。


想定以上に売り上げ好調で、2日間で、200箱売れて、1週間で在庫切れになってしまいました。


緊急事態宣言下でもギョーザの生産が追いつかないほどで、朝方や夜中でも買っている人がいるそうです。


生産体制を整え、今後、設置台数を増やしていく予定だそうです。


顧客が、店舗を汚したり、商品を破損したりした場合など、突発的なトラブルにどう対処するかが、無人店舗の課題です。

 


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