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がん・初期段階の患者が大幅減少 【12月3日(金)】

11月26日、国立がん研究センターは、2020年にがんと診断された登録数が、2019年より約6万件減少したと発表しました。


集計を開始した2007年以降、登録数が減少するのは初めてです。


自覚症状の少ない初期段階の患者が、大幅に減りました。


新型コロナウイルスの感染拡大で、健診や受診が減った影響と思われます。


同センターは、全国のがん診療拠点などで、がんと診断された患者情報を登録する、院内がん登録を集計しました。


2020年にがん登録されたのは、全国863施設で、約104万件でした。


全国の新規患者の7割以上をカバーしていると言います。


2019年と比べると、減少率が4.6%で、6万409件の登録数が減りました。


部位別では、男性では胃、大腸、女性では胃、乳がんの登録が特に減少しました。


国内のがん患者は、増え続けていて、同センターでは、2020年は、診断されていない患者が増えたと見ています。


2020年は、胃がんで最も初期の1期の登録数が前年より15.3%も減っていて、その他の部位も、早期がんの登録が、減る傾向がありました。


早期がんは、自覚症状が少なく、定期的な健診や病気で受診した際に見つかることが多い。


新型コロナ対策で、初めて緊急事態宣言が発令中の昨年5月に、検診や受診をきっかけにがんが発見された患者が激減しました。


緊急事態宣言の出た都道府県は、出ていない県より登録数が減少していました。


ただ、緊急事態宣言の出ていない地域でも、登録数は減少していました。


検診や受診を控えただけでなく、厚生労働省が、全国の自治体にコロナ感染防止のため、検診の先送りを通知した影響と見られます。


がんは、進行した状態で発見されると、治療成績が悪くなります。


何年か後に、がんの死亡数が増える恐れがあります。


同センターでは、検査機関や医療機関のコロナ感染対策も進んでいるので、積極的に検診、受診を行なって欲しいと言っています。

 


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