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2021年、死亡者数急増・戦後最多 【12月14日(火)】

2021年の9月までの死亡者数が、前年同期比、約6万人増加し、東日本大震災で戦後最大の増加となった2011年を上回っています。


新型コロナウイルスによる死亡に加え、心疾患や自殺などによる死亡が、昨年より急増しています。


今年9月までの死亡者数は、約107万5,000人で、前年同期より5万9,810人増えました。


2011年は、3月の東日本大震災で、約1万6,000人が亡くなり、同年9月までの死亡者数は、前年より4万9,680人多く、戦後最多の増加数でしたが、今年はその数を上回っています。


新型コロナの世界的流行が始まった2020年は、9月までの死亡者数は、前年より、約1万8,000人減少しました。


肺炎やインフルエンザなどの呼吸器系疾患による死者が、感染対策の効果で、大幅に減ったためです。


しかし、2021年は、コロナによる死亡に加え、老衰、心疾患、循環器系疾患が原因の死亡が大きく増えています。


7月までの死亡者数は、昨年より約4万5,000人増加していますが、死因別では、コロナが1万2,000人、老衰が1万1,000人、心不全などの心疾患が7,000人、脳卒中などの循環器系疾患が9,000人増えています。


高齢化で老衰は、前年も増加していましたが、循環器系疾患は、8,000人減から9,000人増と大幅に増加しました。


緊急事態宣言の長期化で、運動不足などで健康状態が悪化したことや、受診控えなどが影響した可能性があります。


一方、肺炎が約5,000人減るなど、前年に続き感染症対策の効果も見られます。


自殺者も増えています。


7月までに、1万2,000人と前年より1,400人増加しています。


自殺者数は、昨年後半から大幅に増え、2020年は、11年ぶりに増加に転じました。


女性の自殺が目立ち、飲食サービス業など、女性が多い非正規労働者の雇用環境の悪化が影響したと見られます。


国立がん研究センターによると、2020年にがんと診断された件数が、前年より約6万件減少しました。


減少は、統計開始の2007年以降、初めてで、自覚症状の少ない初期段階の患者が、大幅に減りました。


コロナ禍で検診や受診が減った影響と見られ、今後、がんが進行した状態で見つかると、死亡数が増える恐れがあります。

 


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