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地方再生・「ゆるキャラ」がトップセールス  【2月10日(木)】

自治体の「ゆるキャラ」が、首長に代わって、トップセールスの主役になりつつあります。


SNS上の発信力は、4割の都道府県で、知事を上回っています。


経済効果も大きく、熊本県くまモン関連売上は、年間1,700億円に達します。


産業の活性化や誘客促進の起爆剤にしようと、各地で、第2のくまモンを生み出そうとの動きが活発になっています。


都道府県の「ゆるキャラ」のツイッター公式アカウントを集計すると、最も多くのフォロワーをかかえるのは、くまモンで80万人でした。


千葉県のチーバくんが、29万人、島根県しまねっこ宮城県むすび丸が、各7万人で続きます。


知事のツイッター公式アカウントでは、大阪府の吉村知事が122万人でトップ、東京都の小池知事が、93万人で2位でした。


都道府県ごとにフォロワー数を比較すると、20府県で、「ゆるキャラ」の発信力が首長を上回りました。


積極的なSNS発信で知られる千葉県の熊谷知事も(28万人)チーバくんに及びません。


1月に、くまモンツイッターで、県立高校の生徒が商品開発に参加したパンを宣伝すると、すぐに「東京でも買えるのかな」「全国販売してもらいたい」と多くのコメントがつきました。


パッケージにくまモンを採用しなくても、フォロワー80万人を抱える「熊本県営業部長・くまモン」が宣伝すれば、販促効果は抜群です。


2020年のくまモン関連の年間売上高は、過去最高額を更新し、1,700億円となりました。


熊本県経済農業協同組合連合会は、福岡県の「あまおう」や栃木県の「とちおとめ」に比べ、知名度の低い、熊本産イチゴを「くまモンのイチゴ」として、包装フィルムにくまモンを採用し、全国のスーパーで、売り場を確保しました。


くまモンで、需要を取り込むことに成功しました。


チーバくんも、ポロシャツや落花生のサブレ、ピンバッジなど幅広い商品のPRに使われています。


商品の売り上げの3%を県が使用料として受け取る仕組みで、2020年度の使用料収入は970万円でした。


関連商品の売上高は3億円規模になる計算になります。


「仙台・宮城観光PR担当課長」宮城県むすび丸は、フォロワーが7万人。


むすび丸を使用した商品の年間売上は、15億円で、経済波及効果は、24億円と試算されます。


Jリーグ、ベガルタ仙台のホームゲーム開催時の経済波及効果に匹敵すると言われています。


自治体は、人気キャラの創出に躍起となっています。


2021年度のキャラクター数は、全国の自治体で1553あり、2011年度(714キャラ)から倍増しています。


都道府県だけでなく、市区町村でも、未来を託せるキャラを創出しようと躍起になっていて、一段と競争が激化しています。

 


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