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葬儀の多様化・かかる費用は減少傾向 【4月15日(金)】

経産省の特定サービス産業動態統計調査によると、葬儀会社が取り扱った葬儀1件あたりの金額は、2021年で112万5,000円と、前年比4%減少しました。


2020年は、同13%減と大きく落ち込んでいて、コロナ感染拡大の影響で、小規模化や簡素化が、進んだことがうかがえます。


ただ、コロナ禍以前から、葬儀費用は、微減傾向にあり、葬儀の多様化に伴って、費用も少しづつ安くなっていると言えそうです。


葬儀費用の減少の背景には、ネットを通じて、葬儀費用の比較ができるサイトが普及し、料金の透明化が進んだこともあります。


【6184】鎌倉新書が運営する、葬儀相談依頼サイト「いい葬儀」では、47都道府県の葬儀会社1,000社以上、葬儀場6,000ヶ所の葬儀プランや価格を掲載しています。


葬儀の種類に明確な定義はありませんが、親族や知人、職場の人など個人と縁のあった人が多数参加する、一般葬の他、家族やごく親しい人のみでの家族葬、通夜をせず、告別式のみの一日葬、火葬のみで済ませる直葬・火葬式などがあります。


「いい葬儀」の利用者を対象にした2020年の調査では、一般葬を選んだ人が、48.9%で最も多く、家族葬は、40.9%でした。


2015年には、一般葬が58.9%、家族葬が31.3%だったので、家族葬の比率が、高まっています。


費用の平均は、一般葬が、約240万円(飲食費と香典の返礼品代を含む)に対して、家族葬が約137万円、直葬・火葬式は、約80万円でした。


だだ、参列者が少ないと、香典の総額は少なくなるので、実質的な費用負担は、一般葬より家族葬が少ないとは限りません。


お布施も必要となります。


お布施の平均額は、約24万円ですが、「1万円以上10万円未満」が27.6%で最も多く、「10万円以上20万円未満」が22.7%と、数万円から20万円程度が一般的なようです。


コロナ禍で、3密を避けたり、遠方から参列するのが難しい人のために、葬儀のネット配信サービスを提供する葬儀会社も増えています。


日比谷花壇が始めた「リモート葬儀」は、葬儀場ではなく、お寺の本堂で読経をして、遺族を含めた参列者全員が、オンラインで参加するというやり方です。


ウェブ会議システム「Zoom」を使い、海外に住んでいても、参列が可能です。


価格は、22万円で、このほか、寺へのお布施が必要になります。


相続人が、葬儀にかかった費用を負担する場合、基本的には、相続財産から差し引いて相続税を申告できます。


通夜や告別式の費用の他、火葬や納骨にかかった費用や、お布施なども差し引くことが可能です。


香典返しの費用や墓地、墓石にかかる費用は差し引けません。


香典は、社会通念上相当と認められる範囲であれば、贈与税所得税は非課税になります。

 


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