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晩婚化が止まりません・30歳未婚率が54.5% 【4月27日(水)】

晩婚化が止まりません。


1970年に20.9%だった30歳時の未婚率が、2020年には54.5%に上昇しました。


結婚や出産の選択は、本人の自由な意思が尊重されるべきですが、一方で、結婚での出産が大多数を占める日本では、未婚や晩婚は、少子化や人口減に密接に結びつきます。


総務省国勢調査人口等基本集計から配偶関係「未婚」の25~29歳、30~34歳の男女を抽出し、各年齢層の人口で割って、未婚率を計算しました。


両年齢層の平均を30歳時点とみなしました。


事実婚は、調査上「配偶者あり」と回答するため未婚には含みません。


2020年の未婚率は、男性60.1%、女性48.8%で、1970年以降、上昇傾向が続きます。


経済不安や非婚志向の高まりが背景にあり、進学や就職をきっかけとした、地域からの女性の流出も出会いを難しくしています。


都道府県別では、宮崎県が49.1%で最も低く、鹿児島県が、49.9%と続きます。


東京都は、58.8%でした。


宮崎県では、2015年度、「みやざき結婚サポートセンター」を設置し、1対1の見合いだけでなく、グループ婚活を行うなどして、116組が結婚しました。


コロナ禍でもオンラインで相手を検索できるサービスを提供し、まん延防止等重点措置が明けた3月には対面イベントを13回開催しました。


自治体の婚活支援は、結婚を巡る価値観が多様化するなかで、「行政の仕事か」との異論はありますが、婚活支援に取り組む33府県の30歳未婚率は、52.8%、未開催の14都道県は、55.1%でした(2021年)。


結婚を希望する25~34歳が感じる障壁は、「出会いがない」が最も多く、自治体が婚活支援に取り組むべきとの意見が、6割を占めています。


全国で2番目に未婚率が低い、鹿児島県も「かごしま出会いサポートセンター」を2017年に始めました。


成婚者が、2022年3月末までに56組を数えます。


市区町村では、和歌山県北山村が、25.9%で最も低く、いかだ下りで知られる、観光地の利点を生かし、観光を兼ねた婚活イベントを開催するなど、延べ100人の参加者の多くを村外から呼び込みました。


未婚率が低い都道府県ほど合計特殊出生率(一生に一人の女性が出産する人数)が高く、宮崎県と鹿児島県の出生率の単純平均は、1.63、未婚率が50%以上55%未満の32道府県は、1.45,未婚率が最も高い東京都は、1.12でした。


子育てには、婚活支援だけでなく、経済基盤の確立も欠かせません。


女性が、地方から東京に転入している現状を踏まえ、地域で女性が生活を続けるには、能力に見合う処遇の仕事があることが前提となります。

 


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