「祭リ」再開の動き・経済効果を期待 【5月25日(水)】
関東8都県では、コロナの感染状況をにらみながら、「祭り」の再開を模索する動きが、出始めています。
東京、浅草神社の三社祭は、5月21~22日に開催されました。
神輿を境内から担ぎ出す「宮出し」が3年ぶりに復活しました。
例年、200万人の観光客を集め、経済効果は、年628億円にのぼり、全国首位の祭りです。
8都府県のなかで、地域経済へのインパクトが大きいのは、山梨県富士吉田市の「吉田の火祭り」(経済効果、22.6億円)です。
毎年8月26~27日に開かれ、北口本宮富士浅間神社に続く、本町通を高さ3メートルの大たいまつ90本が、照らします。
2019年には、延べ19万5,000人が訪れました。
2020年は、神社内での神事のみとなり、2021年も、規模を大幅に縮小して、開催されました。
今年の開催は、未定ですが、市や宿泊関係者は、通常開催を心待ちにしています。
神奈川県平塚市の「湘南ひらつか七夕まつり」は、7月8~10日に、3年ぶりに開催されます。
10数メートルの大型飾りが名物で、コロナ前の2019年には、155万人の人出がありました。
経済効果も年93億円と、8都県では、三社祭に次いで2番目です。
今年は、県外からの来場自粛を求めるため、半減するのではと見られますが、市ではコロナで、影響を受ける市内経済の活性化のきっかけにしたいと話しています。
例年8月に開催される、群馬県桐生市の「桐生八木節まつり」(経済効果、33億円)もコロナ前は、毎年50万人の観客を集めてきました。
2020年、2021年は中止となりましたが、今年は規模を縮小して3年ぶりに開催します。
ただ、中心イベントの八木節おどりは、見送ります。
大勢で踊るため、感染対策をとるのが難しく、八木節の競演大会など、感染対策しやすいものは行います。
茨城県の土浦全国花火競技大会(経済効果、77億円)は、毎年11月上旬に開催、2万発の花火が打ち上げられ、70万人が訪れます。
5月26日の実行委員会で方針が決まる予定で、3年ぶりの開催に期待が高まります。
埼玉県の「秩父夜祭」(経済効果、12.6億円)は、過去2年は、コロナで主要行事の大半が中止され、今年の開催も未定です。
本来なら、12月2、3日で30万人を動員します。
千葉県館山市で秋に開催される「安房国司祭」(経済効果、9.4億円)も、多くの神輿や山車が街を巡ります。
例年2日間で10万人が訪れる房総最大の祭りです。
同市は、都心からやや距離があるため、宿泊する観光客も少なくありませんが、今年の開催は、まだ決まっていません。
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