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ウイスキー人気【7月26日(火)】

ウイスキーの取引価格が、上昇しています。


代表的なジャパニーズウイスキーの買取価格が、2年間で5割高くなりました。


飲まずに所有することで満足する、プチコレクターも増え、愛好家が多様になってきました。


年代や熟成年数、製造場所といった要素の他にも、ボトルのデザインの違いなどもコレクションの対象となります。


ウイスキー人気の高まりが具体的に表れるのが、酒類の販売事業者が個人などから未開封品を買い取る際の価格の上昇です。


JOYLAB(東京都港区)によると、サントリーの「シングルモルトウイスキー山崎」700mlの直近6月の買取価格は、1本10,000円でした。


昨年同月より2,500円(33%)高く、2020年6月から2年間で3,500円(54%)も値上がりしました。


サントリーの「シングルモルトウイスキー白州」700mlは、1本8,000円と2年前より3,000円(60%)高くなっています。


いずれも熟成年数に指定がある、ヴィンテージ品ではありませんが、厳しい製造条件がある、ジャパニーズウイスキーは、総じて人気が高く、値上がり基調にあります。


ウイスキーは、もともと富裕層の間で希少品が、高額コレクションの対象でした。


コロナ禍のカネ余りで、投機マネーも流入し、海外のオークションで高値がついたといった話題も目立ちます。


先日も「山崎55年」がニューヨークのサザビーズのオークションで60万ドル(約8,200万円)で落札されました。


足元では、身近なコレクションとして、一般の消費者にも収集の動きが広がっています。


背景には、まずコロナ禍での家飲み消費があります。


SNS(交流サイト)でウイスキーを解説する投稿が増え、ウイスキーを「飲む」需要を刺激しました。


SNSなどでの盛り上がりは、「持つ」需要も押し上げました。


現在は、情報を得やすくなり、知識量を競う面白さ、楽しみ方が見出されています。


こうした構図は、トレーディングカードやスニーカーなどの収集ブームと共通します。


ウイスキーは、長期の熟成が決めてとなるため、供給量がすぐには増えないことも市場の熱を高めています。


需給のひっ迫が響き、フリーマーケットアプリでは、高値での転売や模造品の出品が確認されています。


しかし、買取価格は、既に高く、今後も、今までのように膨れ上がるとは考えにくく、消費者がついてこれなくなれば、市場が冷める可能性もあります。


ブームが続くか、酔いがさめるか、見極めが必要な時期にさしかかっています。

 


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