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ローソン・成城石井の上場を申請【9月14日(水)】

ローソンは、9月9日、完全子会社である、食品スーパーの成城石井が、東京証券取引所に上場申請したと発表しました。


上場で得られる資金は、1店舗あたりの売上が伸び悩んでいるコンビニ事業の成長戦略の資金や、株主還元に充当します。


成城石井は、1927年創業で、首都圏を中心に約200店舗を展開しています。


自社工場で製造した総菜や、輸入ワインなど高品質な商品に強みを持っています。


ローソンは、2014年に三菱商事系の投資ファンド、丸の内キャピタルから約550億円で全株式を取得しました。


ローソンで、ワインを販売するなど相乗効果を模索していました。


しかし、ローソンの平均日販は、買収直後の2015年2月期の53万3,000円から2022年2月期の49万8,000円に下がっています。


新型コロナによる影響もありますが、十分な相乗効果は得られていません。


売却で得た資金は、店舗の改装や広告戦略といった成長投資に向けると思われます。


今期のローソン単体の設備投資額は、430億円で、最大手のセブン&アイホールディングスが、国内コンビニで計画している投資額1,029億円に比べると見劣りがします。


一方、成城石井の業績は好調で、2022年2月期の売上高にあたる営業総収入は、前期比6%増の1,092億円、純利益は13%増の73億円とコロナ禍でも、順調に成長しています。


人口減少で、国内の食品小売の市場縮小が避けられないなか、成長に向けスーパーの再編が相次いでいます。


三越伊勢丹ホールディングスは、4月に高級スーパー「クイーンズ伊勢丹」を展開するエムアイフードスタイルを丸の内キャピタルから買い戻すと発表しました。


2021年12月には、関西スーパーマッケットがH2Oリテイリング傘下のイズミヤ阪急オアシス経営統合しています。

 


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