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オランダ・農産品輸出が世界2位【9月16日(金)】

オランダは、九州とほぼ同じ面積ですが、農産品の輸出で世界第2位を誇ります。


国土の小さな国ながら農業大国になったのには、研究開発やスタートアップの育成に力を入れ、先端技術を導入する姿勢に背景があります。


7月にオランダの農業使節団が日本を訪れ、農業でのロボット活用を中心に、省力化について日本の代表者と話し合いをしました。


物価も労働力も高いオランダと日本にとって、ロボットの活用は共通の課題です。


国土がそれほど広くなく、気候はきびしくないオランダと日本は似ていますが、農業の競争力には大きな差があります。


オランダの農産品輸出額は、2020年に1,000億ドル(約14.4兆円)と、米国の1,479億ドルに次いで世界第2位で、ブラジルの852億ドルを上回ります。


オランダ統計局によると、2021年は、前年比9%増の1,047億ユーロ(約15.2兆円)と過去最高になりました。


国土面積から単純計算すれば、オランダは、1㎢あたり240万ドル程度を農産品の輸出で稼ぎます。


日本や米国の150倍です。


オランダは最初から農業輸出大国だったわけではありません。


1980年代には欧州の統合が進み、南欧から安い野菜や果物が入ってきて、農家は大きな打撃を受けました。


これを機に、官民共同で生産性と効率を求める農業に大きく舵を切りました。


輸出大国になれた要因は、利益率の高い農産物に絞り込んだことが大きいと思われます。


チューリップなどの花き類は、オランダの主力輸出品ですが、トマトやパプリカなどの野菜類も多く輸出されています。


育てる作物を少数に絞り込めば、技術開発が進み、ノウハウが蓄積されます。


オランダには、日本より大きいビニールハウスが目につきます。


トマトやパプリカは、主に温室栽培で育てられますが、そこには最先端の技術が詰まっています。


ビニールハウスであれば、機器を導入しやすく、気温の管理、水やり、収穫までロボットで可能になります。


オランダの農家は畑にいるより、パソコンに向かう時間が長いと言われています。


最近では、肥料を与えるタイミングを人工知能(AI)で判断する技術も導入されています。


今では、単位当たりのトマトの収穫量は、日本の7~8倍になっています。


技術革新を支えるのが、ワーヘニンゲン市を中心に広がるフードバレーです。


中心にあるのが、ワーヘニンゲン大学で、研究はもちろん産学官の連携やスタートアップの支援事業も手かげます。


オランダの農業予算は、年間20億ユーロあり、ここ数年で2倍以上に増えています。


1割以上を研究開発にあてています。


オランダ農業の革新的な姿勢は、産学官の連携に欠かせません。


日本では、こうした取り組みの予算が十分ではなく、農家を守るための保護策でなく、農業を輸出産業に育てるための政策が求められます。

 


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