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日本の糖尿病患者数・推計2,200万~2,300万人【11月21日(月)】

糖尿病は、インスリンが出にくい、働きにくい体質に肥満などの条件が加わって、血糖値(血液中のブドウ糖の濃度)が上がる病気です。


血糖値が高めでも、初期の段階では症状が現れず、気づきにくいのが、糖尿病の怖い点です。


しかし、高血糖のまま放置すると、失明に至る網膜症や足の壊疽を引き起こす神経障害、人工透析が必要になる糖尿病性腎症など、糖尿病特有の合併症のリスクが高まります。


また、高血圧などの要因が重なると、脳梗塞心筋梗塞になるリスクも高まります。


新型コロナに感染すると、重症化しやすいこともわかっています。


糖尿病と診断されたときには、すでに、合併症が進行している場合も少なくありません。


糖尿病が進行すると、元の健康状態に戻すのは難しくなります。


予防するために知っておきたいのが、糖尿病になりやすい人の特徴です。


健康診断で血糖値やHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)がやや高く出た人や、運動不足、朝食抜きで間食が多い、野菜・キノコ・海藻・果物の摂取が少ない、体重が増えた、血圧が高い、飲酒が多い、たばこの吸いすぎといった生活習慣のある人などが挙げられます。


家族に糖尿病患者がいる人は、体質的にリスクが高い可能性があります。


糖尿病患者数は、予備軍も含めると、2,200~2,300万人と推定されます。


日本の成人5~6人に1人と高い割合です。


日本人には、糖尿病予備軍といわれる耐糖能異常の人が多く、軽度の肥満でも、血糖値が上がりやすいことが特徴です。


人口の高齢化も、糖尿病リスクの上昇につながっています。


年を取ると、筋肉量の減少や身体活動の低下から、耐糖能異常や糖尿病を発症しやすくなるからです。


糖尿病対策で大切なのは、肥満の解消に加え、早めの治療を行うことです。


糖尿病治療と聞くと、厳しい食事制限や運動、痛い注射といった辛いイメージが思い浮かびますが、医療の進歩により、インスリンの注射は、痛みが少なく使いやすいものになっています。


薬で血糖値を正常値に近づけることも、可能になってきました。


糖尿病は、突然発症するのではなく、助走期間があってその間なら健康な状態に戻ることができます。


11月14日は世界糖尿病デーでした。


世界中で啓発活動が行われましたが、血糖値だけではなく、生活全般を見直し、改善する機会にしてもらいたいものです。

 


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