忘年会・時間前倒し【12月9日(金)】
コロナ禍での3回目の年末をひかえ、忘年会を開く意欲が、久しぶりに高まっています。
民間調査では、2022年末に開催するとした企業は、前年より多い、約4割に達しています。
しかし、足元では第8波の懸念が強まり、少人数での開催や利用時間の前倒しが目立ちます。
東京ディズニーリゾートに近いシェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルでは、3年ぶりに忘年会を予約する団体もあり、久しぶりに賑やかな年末になりそうだと担当者は話しています。
東京商工リサーチの調査(4,610社回答)によると、忘年会と新年会を開催するとした企業が39%と昨年より9ポイント増えました。
実際、全国4,200店の11月21~27日の飲食店来店客数は、昨年同期を上回っています。
ただ、来店客の行動パターンは、コロナ前と異なっています。
来店人数が、4人以下のグループの来店比率は、コロナ前を3~7ポイント上回っていますが、5人以上では、人数が増えるほど来店数は減っています。
来店時間帯も午後3~5時は、コロナ前を27ポイント上回った一方、午後5~8時は11ポイント減、8~翌0時は、26ポイント減でした。
横浜ベイシェラトンホテル&タワーズでは、入居する一部の飲食店は、開店時間を従来より30分早めて、午後5時としました。
午後5時台に予約が集中していることに対応します。
コロナ前は飲み放題をつける利用客がほとんどでしたが、今年は酒類をひかえ、食事をメインとする利用希望が増えました。
ワタミは、12月の忘年会の予約件数が昨年の8倍になりました。
しかし、2019年12月比では、6割減と苦しい状況が続いています。
企業は、改めて感染対策を徹底しています。
宿泊や外食各社にとって、大々的な忘年会開催が呼びかけにくい環境には変化がありません。
コロナ禍が長引き、飲食業界の経営破綻が一段と増えています。
感染対策を徹底しながら、かき入れ時の忘年会で客を集められるかも生き残りへの課題となっています。
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