2022年・電気自動車の国内販売比率が過去最高【1月17日(火)】
2022年の電気自動車(EV)の国内販売台数は、前年比、2.7倍の5万8,813台で、遡れる2009年以降、過去最高となりました。
乗用車全体に占める割合は、1.71%と前年を1.12ポイント上回り、初めて1%を超えました。
新発売の車種が相次ぎ、国内のEV市場が広がりを見せました。
しかし、EV比率が、2割まで高まった中国や1割の欧州に比べると、依然として出遅れています。
日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全経自協)が乗用車のみを対象に集計を行いました。。
これまでのEVの過去最高の販売台数は、2018年の2万6,550台でした。
2022年、市場拡大をけん引したのは軽EVでした。
普通車(排気量660cc超)は、前年比1.5倍の3万1,592台でしたが、軽自動車は前年比49倍の2万7,221台に急増しました。
6月、日産自動車は、三菱自動車と共同開発した、初の軽EV「サクラ」を発売しました。
電池容量を同社のEV「リーフ」の半分にするなどコストを削減し、人気を集めました。
国内メーカーのEVの販売台数は日産サクラがトップで2万1,887台、2位も日産リーフで1万2,732台(前年比17.4%増)でした。
3位は、三菱の軽EV「eKクロスEV」の4,175台でした。
しかし、海外に比べれば遅れをとっていて、中国は2022年1~11月で新車販売の2割、欧州も1~9月で、1割ををEVが占め、出遅れていた米国も7~9月では5%まで増加しています。
2022年の車名別の新車販売台数は、ホンダの軽自動車「N-BOX」が2年ぶりに首位となりました。
前年比、7%増の20万2,197台でした。
前年トップのトヨタ自動車の小型車「ヤリス」は、前年比、20.8%減の16万8,557台で2位でした。
3位は、トヨタの「カローラ」の13万1,548台(前年比18.7%増)でした。
日本自動車輸入組合が発表した2022年の輸入車販売台数は、前年比6.7%減の24万2226台でした。
2020年以来2年ぶりのマイナスとなりました。
後半は、販売台数が前年を上回る月があったものの、前半の新車不足による販売台数の落ち込みを取り戻せませんでした。
ブランド別では、メルセデスベンツが5万2,391台(前年比1.3%増)と、8年連続で首位を守りましした。
2位は、フォルクスワーゲンで3万2,229台(同8.5%減)、3位は、BMWで3万887台(同14%減)でした。
ルノー、フェラーリ、ベントレーなどは、年間販売台数が過去最高でした。
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