欧米はノーマスク・アジアはマスク着用が多数派【2月7日(火)】
日本では5月から屋内マスクの着用が、個人の判断に委ねられるようになります。
海外の主要国では、すでに着用義務が撤廃されていますが、早々にノーマスクが広がった欧米に比べ、アジアの国々では、撤廃後もマスクを外さない人が多数派です。
ドイツでは、2月2日、2022年10月に導入した長距離電車・バス車内のマスク着用義務を撤廃しました。
高速鉄道「ICE」の社内では乗客がノーマスクで会話や食事をしています。
ルールを重んじる国民性で、解除となれば外すのも早いようです。
マスク未着用者に50ユーロの罰金を科していたヘッセン州は、地下鉄や路面電車など州が管理するローカル交通機関でも着用義務を解除しました。
地下鉄でマスクを着用していた乗客は2割ほどです。
脱マスクに踏み切るのが早かった英国では、2022年1月にマスク着用義務を撤廃し、2月にはすべての規制を解除しました。
英国国家統計局の調査では、2022年12月21日から2023年1月8日に公共交通機関でマスクを着用した成人は14%にとどまりました。
米国でも2022年3月までに全50州で着用義務がなくなりました。
ニューヨークでも今やマスク姿は少数派です。
欧米とは対照的にアジアの多くの国ではマスク派が主流です。
韓国は、1月30日に屋内でのマスク着用義務が、医療機関や公共交通機関の中を除き、解除されました。
屋外では、2022年9月に着用義務が解除されています。
しかし、解除初日、ソウル市内の百貨店では、9割以上がマスク姿で、アンケート調査でも、66%が解除後もマスクを着用すると答えています。
ソウル中心部では、屋外でもマスク着用して歩く人が多数派です。
韓国人も日本人と同様に空気を読む傾向が強く、他人の目が行動に影響しているようです。
タイのバンコクでも8~9割が自主的にマスクを着用しています。
タイ政府は2022年6月に着用義務を解除しましたが、マスクをしていない人の多くは外国人観光客です。
コロナ感染は怖いし、マスクをしていないと、周りの目が気になるとの声が多く聞かれます。
中国でも、政府はマスクを推奨にとどめていますが、外出時には、マスクを着用する人が多く、春節の期間も観光地ではマスク姿が目立ちました。
インドでは、2022年4月にデリー首都圏やムンバイでマスクの着用義務が撤廃されました。
デリー首都圏は、感染再拡大の恐れから再び着用が求められましたが、着用がほとんど進まないまま再解除されました。
欧米では顔を出すことがアイデンティティーに直結するため、義務がなくなれば必然的マスクを外します。
日本では、アイデンティティーとして顔を出すことは重視されていないので、着用を個人の判断に委ねても、他人の目を気にして、マスクを外す人は少数派にとどまると思われます。
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