ゴールデンウイーク・国内旅行は過去最多【4月12日(水)】
ゴールデンウイーク(GW)の国内と海外を合わせた旅行者数が、のべ2,470万人になる見通しです。
コロナ禍前の2019年のGWと比べ、1%減の水準まで回復します。
海外旅行の戻りは鈍いものの、国内旅行者数は、過去最多となりそうです。
国内の行楽需要の盛り上がりは、レジャー用品や衣料品など関連消費に波及効果がありそうです。
4月25日~5月5日の旅行動向予測では、国内旅行者数は、2022年比、53%増の2,450万人と、過去最多となりそうです。
海外旅行は、前年比4倍の20万人を見込みます。
しかし、円安などが響き、コロナ前の2割の水準にとどまります。
国内と海外と合わせた旅行消費額(交通費、宿泊代、買い物代、飲食費、入場料など)は、9,040億円と、2019年の8割程度まで回復すると予測されます。
3月には、マスク着用に関する政府の方針は緩和されるなど、コロナウイルスの感染が収束に向かいつつあります。
今まで旅行に行きにくかった反動で、リベンジ消費が観光であらわれた格好です。
旅行各社の予約状況は、好調に推移しています。
近畿日本ツーリストは、国内旅行の予約販売高が、前年比で2.5倍に増えました。
日本旅行も、国内旅行人員数で2.2倍を見込みます。
旅行需要の回復や、ホテル価格の上昇などを反映し、ツアー料金が上がっています。
近畿日本ツーリストでは、2019年と比べて、2割強高い水準です。
阪急交通社もツアー料金は、3割程度高いそうです。
近畿地方以外では、居住地域外を旅行先とする人が増えています。
ここ数年は、居住地域内を旅行先とする近場の旅行が人気でしたが、2023年は、国内は中近距離志向が目立ちます。
コロナ明けムードのなか、少しでも遠出をしたい消費者の心理がうかがえます。
一方、水際対策が緩和されて初のゴールデンウイークとなりますが、海外旅行は、回復が鈍く、海外ツアーの予約状況は、2019年の3割程度の水準です。
円安や航空運賃の高騰に伴う旅行費用の上昇が、背景にあり、旅行各社のツアー料金は、2019年と比べて、30~70%高くなっています。
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