7割の企業が純利益上振れ【8月22日(木)】
2024年4~6月期、7割の企業の純利益の実績が、証券アナリストなど事前の市場予想を上回りました。
4~6月期は為替が円安に振れ、自動車などの外需型企業の業績を押し上げました。
旺盛な生成AI需要で、関連企業の実績も伸びました。
純利益とアナリスト予想平均を比較して、市場予想からの上振れが最も大きかったのはトヨタ自動車で、予想を1,154億円上回りました。
同社の4~6月期の純利益は、前年同期比2%増の1兆3,333億円と、市場予想の7%減から一転して増益となりました。
4~6月期の平均レートが1ドル=156円と、前年同期比20円の大幅な円安でした。
円安は3,700億円の増益効果をもたらし、認証試験不正による生産停止の影響を補いました。
ホンダも、為替による増益効果(475億円)や高額なハイブリッド車の好調な販売をうけ、580億円弱市場予想を上回りました。
AI関連の企業でも、市場予想を上回る業績を上げた企業が目立ちました。
日立製作所の純利益は、前年同期比2.5倍の1,753億円と、市場予想を722億円上回りました。
活況なデータセンター投資での送配電事業が好調だったほか、IT部門も好調でした。
東京エレクトロンは、半導体製造装置の出荷が好調で、市場予想を3割超える1,261億円(前年同期比96%増)でした。
一方、市場予想を下回った企業は、米国での競争激化や中国の景気低迷が影響しました。
日産自動車は、純利益が市場予想を700億円超下回る285億円(73%減)と苦戦しました。