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中古車相場が最高値を更新【7月16日(火)】

中古車オークション大手の6月の平均落札価格が、123万9,000円(前年同月比14%高)と、コロナ禍での半導体不足時につけた最高値を上回りました。


トヨタ自動車など自動車大手の認証不正や、円安で輸出が旺盛なことが中古車不足を招いています。


オークションには、中古車買取店や、新車ディーラーで下取りされたもののうち、自店で販売されない車両が出品されます。


中古車販売店や輸出業者が、車両を仕入れるために落札します。


中古車オークション最大手のユー・エスエスの平均落札価格は、8ヶ月連続で前年同月を上回っています。


これまでの最高値は、2022年9月の122万円でした。


当時は、コロナ禍での半導体不足で新車の生産・販売が停滞し、中古車に代替需要があった一方で、新車の下取りが減って、中古車の供給が少なかった時期でした。


その後は、新車生産の回復とともに、中古車の市況は下げに転じました。


ここにきて再び中古車の不足感が強まっています。


中古車情報サイト「グーネット」に掲載された中古車の数は48万台と、1年前と比べ1割減っています。


中古車の流通が少なくなって、下取り車両の奪い合いとなっているようです。


背景の一つは、国内の新車販売の停滞があります。


2024年1~6月の国内新車販売台数は、前年比13%減の212万7,490台でした。


自動車大手の認証不正問題などが響きました。


トヨタ自動車では、売れ筋の「ヤリスクロス」や「カローラフィルダー」などの生産を停止しました。


トヨタでは、リコールも発生し、「プリウス」は、6月までの2ヶ月間生産を停止しました。


コロナ禍の際、中古車不足に陥った経験から、中古車販売店などは早めに車両を確保に動いています。


輸出需要が旺盛なことも大きな要因です。


大幅な円安の進行で、日本車の割安感が出ており、1~5月の中古車の輸出台数は65万台と、通年としては過去最高だった2023年の同じ時期を13%上回っています。


輸出会社は、顧客から注文を受けてから中古車を競り落とすケースが多く、注文があれば、相場が高くても買い付けます。


新車の購入を先送りしている消費者も多く、中古車価格の高騰は当面続くとの声が聞かれます。