東京ディズニーリゾート・入場者数が減少【11月1日(金)】
東京ディズニーリゾート(TDR)を運営するオリエンタルランドが上期の決算を発表しました。
純利益が前年同期に比べ17%減の455億円でした。
入場者数が2%減でした。
売上高は5%増の2,972億円でした。
東京ディズニーシーの「ファンタジースプリングス」が6月に開業し、有料の優先入場券「ディズニー・プレミアアクセス」の利用が増えたこともあり、客単価は4%高い1万7,303円と過去最高でした。
TDRは昨年チケットの値上げ後も入場者数の増加が続いていましたが、一転して減少に転じました。
4~9月の入場者は1,220万人で、会社の予想を100万人ほど下回りました。
会社は、国内旅行の減少や猛暑、昨年のTDR開業40周年の反動減の影響とみています。
営業利益は18%減の631億円と、市場予想平均の713億円を大幅に下回りました。
「ファンタジースプリングス」開業に伴う広告宣伝費がかさんだほか、メンテナンスの費用も増加しました。
4月から正社員を対象に平均6%に賃上げを実施し、「キャスト」と呼ばれるアルバイト・パートやショーの出演者の時給も引き上げました。
7月から9月の第2四半期では、売上営業利益率が前年の26.7%から20.1%に落ち込み、利益率の低下が目立っています。
売上に対する利益の割合が減少しており、増加した経費をまかないきれなかったことがわかります。
TDRは、ハロウィンやクリスマスといったイベントがあり、もともと下期の方が入園者数が多いのですが、通期の入園者数は従来予想の2,900万人から2,800万人に下方修正しました。
ただ、足元の人の動きは活発で、10月1日~30日のTDR周辺の人出は前年同期比で3%増え、コロナ禍前の2019年に比べても2%増の水準です。
オリエンタルランドは売上は伸ばしているものの、新たな投資や運営コストの影響で利益率が低下しています。
今後は新エリア開業の効果による収益回復がカギとなるでしょう。