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全国の祭り・経済効果5,300億円 【5月24日(火)】

福岡の博多どんたく港まつりが、3年ぶりにパレードを実施するなど、コロナで中断されていた祭りの灯が、再びともされ始めました。


祭りは、文化伝承の側面だけでなく、宿泊や、周辺の観光など、経済面でも大きな効果をもたらします。


青森のねぶた祭りは、6日間の期間だけで、県のGDPの1%弱を稼ぎ出します。


経済効果は、全国で、少なくとも年5,300億円を超えます。


「よい仕事おこしネットワーク」事務局の城南信用金庫を通じて、加盟する信金が実施した調査によると、新型コロナ感染拡大前の経済効果は、年約5,302億円で、地場産業として、各地を支える清酒製造業の出荷金額(2019年、4099億円)を上回ります。


東京の三社祭が、628億円で首位、北海道のさっぽろ雪まつりが2位で、578億円でした。


都道府県のGDPに対する経済効果の比率でみると、インパクトが最も大きかったのは、382億円のねぶた祭りででした。


以下、秋田竿灯まつり、高知のよさこい祭りの順でした。


青森ねぶた祭は、集客数が285万人と、突出していて、青森市の人口の10倍の観光客が国内外から訪れ、ホテルや交通機関、飲食物産展などを利用します。


見物するだけでなく参加することで、浴衣に花笠などをかぶる「ハネト」の衣装を販売やレンタルすることで、呉服店やクリーニング店などにも効果が波及します。


江戸時代から続くねぶたが、全国に名をはせるイベントとして定着したのは、1960年代に入ってからです。


1970年代に入って、企業が続々とスポンサーについたことが契機となり、専業のねぶた絵師が生まれるなど、地域の祭りから観光に堪えうる芸術性の高いものとなりました。


2011年には、青森駅北側に山車の展示施設「ねぶたの家ワ・ラッセ」が開館し、一年を通して観光客を呼び込みます。


秋田竿灯まつりは、日本人の宿泊割合が高い。


本番が、夜となることで、観光客の多くが宿泊を含めたプランを組みます。


開催期間中はホテルの満室が続きますが、宿泊施設の収容人数に限りがあるため、宿泊客が県外にも流れます。


高知のよさこい祭りは誕生が、1954年と若く、戦後不況を乗り越える商店街振興イベントが、約1万8,000人が踊る祭りへと発展しました。


よさこい祭り振興会は、枠にとらわれない自由さが、若者の心をつかんだと分析しています。


よさこいは、1992年に北海道の学生が始めた「YOSAKOIソーラン祭り」をきっかけに、全国に拡大していて、45都道府県、200ヶ所以上で開催されています。

 


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