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小売、外食・売り上げが復調 【6月17日(金)】

百貨店大手3社と衣料品・雑貨大手9社のうち、3社の5月の既存店売上高が、コロナ禍前を上回りました。


9割まで回復した企業を含めると、9社に達しました。


行動制限が解除された3月以降、旅行など、外出を意識した衣料品・雑貨の他、宝飾など高級品が好調でした。


2022年に入って、コロナ感染者数は減少傾向にあり、小売り各社の販売は、復調しています。


コロナ前を上回ったり、9割まで回復した企業の数は、3月は5社、4月は7社でした。


2022年のゴールデンウイークは、緊急事態宣言がなく、行楽や買い物に出かける人が目立ちました。


5月の既存店売上は、【8227】しまむらと【7545】西松屋チェーン、【2670】エービーシー・マートの3社が、コロナ前の水準を上回りました。


コロナ前の9割まで回復したのは、【9983】ファーストリテイリング(ユニクロ)や【2685】アダストリア、【7606】ユナイテッドアローズ、【8214】AOKIホールディングス、【3612】ワールド、【8219】青山商事の6社に上ります。


百貨店では、【3099】三越伊勢丹HDと【8233】高島屋の5月の既存店売上高が、コロナ前と比べて、9割超の水準に回復しました。


三越伊勢丹の5月の既存店売上高は、2021年同月に比べ、約2倍に増え、海外ブランドや宝飾品といった高額品が好調でした。


なかでも、都心店舗の回復が目立ちました。


伊勢丹新宿本店の5月の売上高は、2019年5月の水準を10%上回りました。


コロナ禍で、インバウンド客の需要は、ほぼなくなりましたが、外商の販売が伸び、インバウンド客の減少を補いました。


3月にまん延防止等重点措置が解除され、行動制限が緩和されました。


行楽など、外出を楽しむ人が増え、衣料品や雑貨などの販売も伸びています。


2022年5月のユニクロの既存店売上高は、前年同月比、17.5%増え、2ヶ月連続で前年実績を上回りました。


外食では、ファミリーレストランが、復調しています。


5月の既存店売り上げは、ロイヤルホストが、コロナ前の水準を上回りました。


【7581】サイゼリアは、2ヶ月連続で、コロナ前の9割の水準を維持しています。


一方で、居酒屋は、ファミレスほどの回復は見せていません。


小売りや外食各社は、個人消費の回復が進むとみて、今期決算での業績回復を見込み、2023年2月、3月期の決算で、小売り、外食業のうち、6割が最終増益、黒字化を予想しています。

 


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