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人手不足が和らぐ? コンビニ24時間営業復活へ【11月4日(水)】

新型コロナ禍で、雇用環境は、悪化していますが、追い風が吹く業種もあります。


コンビニエンスストアは、ここ数年、人手不足を背景に、成長が鈍化してきましたが、現在、販売スタッフの応募が、急増しています。


時短営業から、24時間営業に復活するケースも、出てきたそうです。


ローソンが、今夏、東京の錦糸町でオープンした新店舗で、パート・アルバイトを募集したところ、350人が殺到したそうです。


4月の緊急事態宣言以降、コンビニエンスストアの売上高は、低迷しています。


ローソンも売り上は、低迷していますが、パート・アルバイトの応募は、急増しています。


4月は前年比、184%増え、5月は71%増、6月は71%増、7月は45%増、8月は82%増と高水準が続いています。


セブンイレブンも同様で、4月には、昨年の2倍に達しました。


通学できない大学生の応募が、多いものの、高齢者の応募も増えているそうです。


国内の雇用環境は、悪化傾向にあり、8月の完全失業率は、3.0%に上昇し、新型コロナに関係した、解雇や雇止めが、6万人を超えています。


人手不足なのに、24時間営業を維持していることが、社会批判をあびましたが、ここにきて人手不足が、急速に解消に向かっています。


ファミリーマートも、他社同様に、応募が急増していますが、飲食店での仕事の減少が、応募急増に、つながっているようです。


ファミリーマートでは、時短営業店が、800店舗あったのが、一時的に100店舗減少したそうです。


コンビニエンスストアは、スーパーや宅配に顧客を奪われ、売り上が、落ち込みましたが、増収のために、一部で営業時間を、元に戻しています。


そもそも、店舗を数時間、閉めるぐらいなら、24時間営業をしたほうが、運営効率が高いという意見もよく聞かれます。


セブンイレブンでも、元の24時間営業に戻す店舗も、出てきています。


しかし、人手不足が解消しても、スーパーに奪われた客足は、簡単には戻らないと思われます。


デジタル消費が進み、宅配も進化しています。


人手不足が解消しても、コンビニエンスストアが、再び成長に向かうかどうかは、疑問があります。


人手不足が、落ち着いている間に、労働環境の改善と新たな収益基盤の開拓が求められます。

 


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