ゲーム大手7社のうち、6社が営業増益を確保し、5社が過去最高益を記録しました。
コロナ禍を背景に、家でゲームを楽しむ、巣ごもり需要が高まり、ゲームソフトの販売が伸びたことが、寄与しました。
【9684】スクエア・エニックス・ホールディングスの2021年3月期の連結決算は、営業利益が、前期比、44%増の472億円と、過去最高益を更新しました。
ドラゴンクエストウォークなど、既存タイトルが好調だった他、新作も収益を押し上げました。
【9766】コナミホールディングスも365億円と、18%増加しました。
スポーツ事業は苦戦しましたが、最新作の桃太郎電鉄シリーズのヒットがカバーしました。
家庭用ゲームは、60ドル(約6,500円)程度で、100時間以上遊べる、コスパの良い娯楽と認知されたようです。
巣ごもり需要は、旧作のゲームソフトで稼ぐ、高い採算性を浮き彫りにしました。
旧作は、開発費や、広告宣伝費などが抑えられ、販売が増えるほど、利益率が高まります。
コロナ禍で、新作の開発が遅れたことも、旧作の販売が伸びたことが、利益を押し上げました。
【9697】カプコンの新作は、35本から14本に減りましたが、結果、売上高原価率が低下し、利益が大きく増えました。
唯一減益となったのが、セガサミーホールディングスでした。
ゲームソフトの販売は好調でしたが、コロナ禍で、遊技機とリゾート事業が低迷し、76%減の66億円と、大幅減益になりました。
今期については、見方が分かれています。
業績予想を開示しなかったコナミホールディングスを除く、6社のうち、3社が増益で、3社が減益予想となりました。
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