世界11ヶ国(日本、サウジアラビア、中国、インド、ドイツ、カナダ、韓国、フランス、英国、メキシコ、米国)を対象にした国際的な世論調査によると、日本は他国に比べて政府への信頼度が低い傾向があります。
米国PR会社が世界11ヶ国1万3,000人を対象に調査しました。
政府を信頼していると答えた人の割合は、日本が37％で11ヶ国の中で最低でした。
その上の10位は、米国で42％で日本より5ポイント高い。
信頼度の高い上位3は、サウジアラビアと中国の82％、インドの79％です。
この3か国は、選挙を通じた独裁と指摘されていて、非民主主義的な国の方が、国民の政府への信頼が厚いという結果になりました。
新型コロナウイルス拡大前の2019年の調査と比較すると、日本は6ポイント下がりました。
日本政府の信頼の低下は、コロナ禍によるものが大きいと分析できます。
他の10ヶ国のうち、上昇が6ヶ国、低下は3か国、変化なしが1ヶ国でした。
感染拡大をうけて、日本政府への国民の信頼は下がりましたが、他国では、信頼度が上がった例の方が多い。
ドイツは、45％から59％に、フランスは、35％から50％に上がりました。
米国PR会社は、2020年4月に政府の信頼度を、地方政府と中央政府に分けて調査をしています。
日本での地方政府の信頼度は、50％、中央政府は35％でした。
米国も地方の方が、中央より20ポイント高い結果でした。
中央政府への信頼が低い国は、地方政府がギャップを埋めている傾向があります。
国内で、公的機関への信頼度を尋ねる調査では、自衛隊を信頼できると答えた人が、59％に達しています。
信頼できないと答えた人は、僅か5％しかいませんでした。
裁判所は、52％、警察は、50％検察は、44％と比較的高く、国家公務員は、28％、国会議員は、13％、マスコミは9％と最低でした。
信頼できないは、国会議員で44％、マスコミは、47％と高い結果でした。
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