新型コロナウイルス「オミクロン型」の派生型「BA.2」が国内で相次いで確認されています。
主流の「BA.1」より感染力が強く、ウイルスの置き換わりへの懸念が広がります。
世界保健機関(WHO)は、派生型「BA.2」は従来型の「BA.1」より感染力が強く、毒性には、大きな違いがないとの見解を示しました。
デンマークや、インド、中国などでは、感染例の半数超が、派生型に置き換わっています。
デンマークの報告によれば、入院リスクは変わらなく、英国の報告でも、ワクチンによる予防効果には、差がありません。
国立感染症研究所が2月16日に公表した調査結果では、国内で確認された派生型は、全体の0.6%程度の94症例にとどまりますが、各地に、広がりを見せています。
22日には、大阪府と神奈川県が、派生型を確認したと発表しました。
大阪では、13人の内、3人が感染経路不明で、市中感染と見られます。
神奈川では、3人が判明しましたが、派生型患者との接触や、海外渡航歴は確認されていません。
21日に公表した愛知県では、16人の内、少なくとも4名が感染経路不明です。
東京都は、22日までに、7人の派生型感染を公表、2名は海外渡航歴がなく市中感染と見られます。
国内の新規感染者(7日間平均)は、2月2日以降、8万人を上回っていましたが、22日に7万人台となりました。
ピークアウトしたタイミングで、派生型の流行が始まれば、感染が、再拡大しかねません。
大阪府の吉村知事は、記者会見で、今後、市中感染が拡大する可能性が高く、新たな感染の波を形成するリスクがあると述べました。
東京都では、独自のPCR検査を導入し、派生型感染の早期発見に努めています。
派生型の流行を抑えるには、手洗い・うがいなど、従来の予防対策が有効で、東京感染症対策センター専門家ボードの賀来座長も、基本的な感染予防対策は変わらず、マスク着用や喚起の徹底に加え、追加接種を進めることが重要だと述べました。
厚生労働省のアドバイザリーボードも16日の会合では、今のところ兆候は見られないが、ウイルスが、「BA.2」に置き換わることで、感染が、再度増加に転じる可能性に注意が必要とし、ゲノム解析による検査の必要性を訴えています。
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