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ヤングケアラー 【4月13日(水)】

「ヤングケアラー」とは、病気や障害のある家族の世話、家事などをする18歳未満の子どもを指します。


厚生労働省は、ヤングケアラーについて、小学生への実態調査の結果を初めて公表しました。


小学6年生の6.5%が、世話をしている家族がいると答えました。


そのうち、平日1日あたり7時間以上費やす割合が7.1%で、家事や幼い兄弟姉妹の世話が多くを占めました。


政府は、ヤングケアラーの実態把握のため、2020年度に中学生と高校生を対象に初めて調査しました。


今回2021年度は、全国の小学6年生、2万4,000人を対象で、9,759人から回答がありました。


20代の「若者ケアラー」として大学3年生も調べました。


小学生が世話をしている相手は、兄弟が71.0%と最も多く、母親が19.8%、父親が13.2%と続きます。


兄弟がまだ幼い場合や、親に障害や精神疾患があったりするケースが目立ちます。


内容は、見守りや世話と食事の準備、洗濯といった家事との回答が多かったのですが、なかには、日本語が苦手な親など通訳にあたる子どももいます。


世話の頻度は、ほぼ毎日との回答が、52.9%と過半に上ります。


平均1日当たり、3~7時間世話に費やすとの回答が22.8%を占め、7時間以上との回答を含めると3割程度になります。


ケアのために出来ないことは、自分の時間が取れないが、15.1%、勉強する時間がないが、7.8%、眠る時間が足りないが、6.7%となっています。


一方で、1日に7時間以上費やしている子どもの35.6%は、特に、大変さは感じていないと回答しています。


報告書は、大変さを自覚できていないケースもあり、周囲の大人が子どもの状況を把握し、必要な支援体制を整えることが重要であると指摘しています。


今回は、若者ケアラーとして、大学3年生を調査し、9,679人から回答を得ました。


世話をしている家族がいるとの回答が、6.2%、過去にいた人は、4.0%でした。


ケアの対象は、母親が35.4%と最も多く、ケアのために、学業や就職活動に時間が取れないとの回答も目立ちました。


政府は、2022年度から3年間を、ヤングケアラーの認知度を上げる、集中取り組み期間と位置づけでいます。


各年代での実態の把握を踏まえ、支援制度の整備などを進めています。

 


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