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たまご卸値・6ヶ月ぶりに下落【6月30日(金)】

鳥インフルエンザの感染拡大で高騰していた卵の卸値が、およそ6ヶ月ぶりに下落しました。


標準品で、前週より1%強安くなりました。


加工用の卵の輸入も大幅に増えていて、需給が極度にひっ迫した「エッグショック」解消の兆しが見えてきました。


JA全農たまごのMサイズ卸値(東京市場(1㎏)は、345円と前週から5円(1.4%)下がりました。


年初以来の下落です。


西日本では、小さいサイズの相場が、6月中旬に下がり、今週になっても一段と値下がりしています。


鳥インフルエンザが2022年秋から感染が広がり、農水省によると、採卵用鶏の12%にあたる1,654万羽が殺処分されたといいます。


卵の供給が細り、卸値が急騰しました。


2023年3月末には、1㎏350円と、前年同期比で8割上昇しました。


エッグショックと呼ばれるほどの品不足からスーパーなど店頭では購入制限がかかり、飲食店でも卵を使ったメニューの販売を控える事態となりました。


国際獣疫事務局(OIE)は、6月19日、日本での鳥インフルエンザ流行の終息を意味する「清浄化宣言」をウェブサイトに掲載しました。


農水省の調査よれば、6月20日時点で、採卵用鶏330万羽が、再び鶏舎に入荷されました。


足元では、キューピーなど食品メーカーが加工用の卵を海外から調達し始めたことも需給緩和につながっています。


毎月数トン程度だった殻付き卵の輸入量は、4月に617トンと急増しました。


加工用の卵の安定供給にめどが立ったことで、一般消費者向けも供給に余裕が出てきました。


東京都内のスーパーでは、現在、10個入りのパックが300円ほどで売られています。


1年前に比べると、100円ほど高いのですがだいぶ入荷しやすくなっています。


今回の卸値の下げは、7月半ばの店頭価格に反映される見通しだといいます。

 


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