電動アシスト自転車・バッテリー盗難が増加 【12月1日(水)】
電動アシスト自転車のバッテリーの盗難が増えています。
東京と大阪の被害件数は、過去最多を更新しています。
製造番号のシールを剥がせば、盗品かどうか判別しづらく、インターネット上で転売しやすいことも一因と考えられます。
電動アシスト自転車のバッテリー盗難は、年々増加傾向にあり、今年に入り被害が深刻になっています。
10月末までに、大阪府内で、338件発生し、年間で最多だった2020年の129件を大幅に上回っています。
東京都内でも266件と、過去最多の2019年の213件を超えました。
急激に増えているのは、電動アシスト自転車の普及があります。
2020年の販売台数は、10年前に比べて、2倍強の約74万台に上り、自転車全体の半分近くを占めます。
新型コロナウイルス感染の拡大で、公共交通に代わる通勤手段などとして、需要が高まっています。
バッテリーは盗品であることが発覚しにくく、転売しやすいことも被害が頻発する一因と見られます。
自転車には防犯登録が義務付けられていますが、バッテリーは対象外です。
多くのバッテリーにはシールで製造番号が貼られていますが、シールをはがせば、市販のものか盗品か区別するのが難しいといいます。
電動アシスト自転車のバッテリーは、取り外して家庭用コンセントで充電します。
寿命は5~8年くらいで、買い替えれば3~5万円程度かかります。
警視庁が6月に逮捕した男は盗んだバッテリー50個をフリマアプリに出店し、1個1~2万円の割安で販売していました。
バッテリーの多くは、取り外しに自転車のカギが必要ですが、カギを付けっ放しで路上駐車した場合の被害が特に目立ちます。
カギをかけていても、工具で壊し、数十秒で盗み出す窃盗犯もいます。
電動アシスト自転車の普及が進めば、今後も、さらなる被害の拡大が予想されます。
被害を防ぐ対策としては、まずはバッテリーに厳重な施錠をすることです。
取っ手の部分をワイヤー錠で結ぶ二重ロックすることで、盗むのに時間がかかるので、狙われにくくなるといいます。
マンションなどの中高層の集合住宅では、施錠をしていても被害にあうことが多く、長時間乗らないときは、面倒でもバッテリーを取り外して屋内に保管することが、安全な方法です。
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