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フィンランド・NATOに正式加盟【4月10日(月)】

4月4日、フィンランド北大西洋条約機構(NATO)に正式に加盟しました。


ロシアの西側の国境の大部分がNATO加盟国で占められ、抑止力と防衛力が大幅に強化されますが、ロシアの反発は必至です。


NATOのストルテンベルグ事務総長は、歴史的な出来事であると、フィンランドの加盟を歓迎しました。


フィンランドは、昨年5月ロシアの脅威を受けて、NATOに加盟申請しました。


3月末に全30加盟国の批准手続きを終え、4月4日に加盟式典が行われました。


フィンランドには、旧ソ連との戦争の歴史があります。


フィンランドは、1917年に独立しましたが、それまではロシア帝国の一部でした。


第二次世界大戦期には、2度ソ連と戦い敗北しました。


戦後は、中立国として外交路線をとり、NATOには加盟せず、NATOの平和活動に参加することによって安全保障の強化に努めてきました。


NATOのあり方を定める、北大西洋条約5条は、締約国への武力攻撃を全締約国への攻撃とみなすとあります。


加盟後は、フィンランドへの攻撃に対し、NATOが集団自衛権を発動する可能性があります。


フィンランドも、他の加盟国への攻撃に対して、協力して反撃する必要があります。


フィンランドは、徴兵制があり、数万人規模の常備軍に加え、非常時の動員制度もあります。


陸、空軍に強みを持ち、最先端の戦闘機も保有しています。


フィンランドは、ロシアと約1,300㎞の国境を有し、仮にフィンランド国内にNATO基地ができれば、今後、ロシアは、西側国境でNATO軍とより近距離で接することとなります。


NATO関係者は、欧州全体の防衛体制が強固になり、ロシアの領土的野心を思いとどまらせる抑止力になると分析します。


ブリュッセルで開かれたNATO外相会合には、フィンランドに加え、スウェーデンも参加しました。


フィンランドと同時に加盟申請したスウェーデンの加盟には、トルコやハンガリーが政治的問題を理由に批准のめどが立っていません。

 


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