酒は百薬の長にあらず②【8月3日(木)】
人の体質は、両親からの遺伝で決まり、日本人の5%は、全くお酒が飲めない、いわゆる下戸です。
赤くなる人は、アセトアルデヒドが体内にたまりやすく、酒の強い人と同じ量飲んだ時の発がんリスクは高くなります。
毎日3合以上の酒を飲む人では、酒に強い人で食道がんのリスクが、8倍になり、弱い人では50倍にもなるそうです。
一方、心筋梗塞や脳卒中に対しては、適量の飲酒は、予防になると言われていました。
酒を全く飲まない場合よりも、少量の飲酒の方が、予防になると言われていました。
しかし、飲酒と病気の関係をより深く分析する研究が進み、「少しのお酒は体に良い」という説は、過去のものになりつつあります。
日本循環器学会は、2023年3月、心筋梗塞など冠動脈疾患の予防のための指針を改訂しました。
最近の研究で、少量飲酒の予防効果が明確でないことなどから、アルコール摂取量を1日25㌘以下に抑えるか、できるだけ減らすことが望ましいとしました。
吉田兼好は徒然草で、百薬の長とは言えど、万の病は酒よりこそ起れと記しています。
健康を第一に考えれば、禁酒が最善となりますが、お酒は生活や文化と結びつき、コミュニケーションに役立つ面もあります。
飲酒のリスクを知って、体質にあわせてほどほどに付き合うことが肝要です。
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