強い小売業【8月26日(水)】
郊外の人が余り居そうもないロードサイドに、ポツンと建っている小売り業の店舗をよく見かけます。
例えば、【7564】ワークマン、【8282】ケーズデンキ(ケーズHD)、【7545】西松屋チェーン、【8218】コメリ、【3349】コスモス薬品、などの店舗が、ポツンと建っているケースが良くあります。
これらに共通しているのは、今回のコロナウイルスの感染拡大の中でも、しっかりとした業績を上げている点です。
ワークマンの2020年4~6月期の売り上げは、256億円で、前年同期比25%増、ケーズデンキは同期の売り上げが、1,880億円で、前年同期比14%増、西松屋チェーンは3~5月期で、前年同期比9%増の407億円でした。
何故、コロナウイルスの感染拡大による、外出自粛の要請などをうけても好調なのでしょうか。
郊外なので、密にならなくてすみ、安心して買い物ができる点が理由の一つでしょうが、もっと大きな理由は、人口が少なく、都心に比べて所得も少ない地域でも、収益が上がるノウハウを身に着けているからだと思われます。
例えば、ワークマンは、2020年3月期にプライベートブランド(PB)の売り上げが51.4%と初めて5割を超えました。
もともとワークマンは、作業服店として繁盛していましたが、その中からアウトドアにふさわしい商品をピックアップし、ワークマンプラスとして訴求したのが成功しました。
商品は、高機能なのに、低価格に抑えてあります。
今後、頑張らなくても、10年はやっていけるとビジネスモデルに自信があるそうです。
子供服の西松屋もプライベートブランドの比率が50%近く、売上高が低くても利益のでる体質を作り上げました。
一店舗を4人程度で運営するビジネスモデルを構築し、店はあまり忙しくないほうが良いとのことです。
百貨店やショッピングモールを中心に出店している店舗は、コロナ以前から苦戦していましたが、さらにコロナ禍が追い打ちを掛けました。
これは、お客は店ぞろえの豊富さにひかれて百貨店やショッピングモールに来店するのであって、品ぞろえにひかれて来店するのではないからです。
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